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【仙台市若林区】昔ながらの愛され続けている仙台の味。絶品のワンタンメンとチャーハンを実食リポート!

長谷川誠地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

雲を呑(の)むと書いて「雲吞(ワンタン)」。雲に様々な形や大きさがあるように、もっちりとした歯ごたえのあるモノから、うっすらと奥が透けてみえそうなほどのツルツルなモノまで、色々なワンタンがあります。

そんなワンタンという雲を、スープという空にプッカリと浮かべたワンタンメン。美味しいですよねぇ。たまに無性に食べたくなるんです。無性に。

なぜなら私は山形県出身。山形県酒田市を中心とした庄内地方ではワンタンメンを提供しているお店が数多くあり、昔から庄内地方に行く機会があれば、店名に「月」が入ったお店(満月さん、半月さん、新月さん等々)で数々のワンタンメンをツルツル、トゥルンと実食していたからなんです。

ということで今回ご紹介するのは、仙台にあるワンタンメンが有名なお店。人気店だけに以前からお店は存じ上げていたのですが、常に行列状態でなかなかお伺いできず…。この度ついに訪問、個人的なワンタンメン欠乏症を満たすことができたご報告でもあります。

お店周辺の様子
お店周辺の様子

国道4号線仙台バイパスと荒井荒町線(235号線)の交差点付近にあります。交差点から荒井方面に向かうとこちらの看板が見えてきます。

手もみラーメン八千代軒
こちらのお店に今回お邪魔しました。

「手もみラーメン八千代軒」さん外観
「手もみラーメン八千代軒」さん外観

年季を感じさせてくれる木製の看板、「八千代軒」と書かれた黒い暖簾。落ち着いた雰囲気の店構え。常に行列ができている人気店ということで、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

お店の前に掲示された駐車場と営業時間のお知らせ
お店の前に掲示された駐車場と営業時間のお知らせ

ちなみにこちらの八千代軒さん、営業時間が非常に短いのでご注意ください。

画像は2023年11月30日時点のものですが「営業時間10:30~13:00」となっています。2時間半、ランチタイム限定の営業。夜の部時間帯は営業していませんので要注意です。

店内の様子
店内の様子

静かに行列に並び、待つことしばし。なるべく混んでいないであろうと思われる、オープン後間もない時間帯を狙うも、この混雑具合。カウンター席にテーブル席、奥にある小上がり席まですでに満席状態でした。

メニュー表
メニュー表

恒例のメニュー表チェック! 

年季を感じさせてくれるメニュー表です。全部で6種類の麺(麺なしのワンタンスープは除外)に、チャーハンとライス。シンプルな構成ですが、醤油・塩・味噌とラーメンのバリエーションはしっかりとおさえられているメニューです。

ちなみにメニュー表の右下には麺へのこだわりが書いてありました。

当店の麺は厳選された小麦粉を二種類以上ブレンドし卵を入れて独特の製法でつくり、一つ一つ手もみした麺です。どうぞご賞味ください。

とのこと。

なるほど、この麺が仙台市で愛され続けている麺なのか…、と納得しつつ、訪問前から心に決めていたワンタンメンとチャーハンの小をセットで注文。

チャーハン小のアップ画像
チャーハン小のアップ画像

と、ほどなくしてチャーハンの小が先に着丼しましたよ!

顔を近づけなくても漂ってくる脂の焦げの香ばしさ。画像の卵の焦げ具合からも伝わりますでしょうか。シンプルな具材とお米を強火でガシガシと炒めた王道の「これぞチャーハン」といった佇まい。

これはワンタンメン着丼まで我慢できません。お先にチャーハンいただきます!

チャーハンの断面
チャーハンの断面

一口食べると柔らかシットリとした口当たり。ラーメンを邪魔しない程よい塩味と炒められた脂の香ばしさの美味しいチャーハンです。

画像では一粒一粒のお米がシャッキリしている100%パラパラ系に見えますが、脂のシットリ感もしっかりとある、パラ:シットリ=5:5といった美味しさ。

ワンタンメンのアップ画像
ワンタンメンのアップ画像

そしてワンタンメンも眼前にドーンと着丼! さあさあ、こちらもいただきましょう。

麺とスープのアップ画像
麺とスープのアップ画像

まずは麺とスープをズルリ。

スッキリ、シャッキリとした醤油味のスープはシンプルながらも、どこかクセになるようなコク深さがあります。そして一つ一つ手もみされたという麺は細麺ですが、しっかりとプリプリの歯ごたえ。

どこか懐かしさも感じさせてくれる、心も体も温まる美味しいラーメンです。長年愛され続けているというのも頷けますねぇ。

ワンタンのアップ画像
ワンタンのアップ画像

そしてワンタンもトゥルンと一口。

ひとすすりすると、まさに雲を呑みこんだかのよう。勢いよくワンタンが口の中に飛び込んできてくれたので、危うく口の中をヤケドしそうになってしまいました…。しかし生地の薄さ、大きさ、具の量、全て個人的にストライク。大好きなタイプのワンタンです。

麺をズルズル、ワンタンをトゥルン、チャーハンをパクパク。そして合間に美味しい醤油スープをゴクリ。箸もレンゲも止まりません。

ごちそうさまでした!
ごちそうさまでした!

ということで、気が付けばあっという間に完食。ワンタン欲もチャーハン欲も満たせて大満足のごちそうさまでした!

いかがだったでしょうか。個人的にワンタンメンとチャーハンが気になってお邪魔した「手もみラーメン八千代軒」さんの実食レポートでした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●手もみラーメン八千代軒●
〒984-0037 宮城県仙台市若林区蒲町31−10

地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

地域ニュースサイト『号外NET(仙台市宮城野区・若林区)』ライター/仙台市在住、オタクで女の子二児のパパ。文章を書くこと、街歩き、食べ歩き、オタ活が大好き。HPが少ないピンチの時には温泉や寺社仏閣に出没する傾向あり。芋煮は醤油派こと、お隣の山形県出身ということもあり、新鮮な目線で仙台の”今”を見つめる。記事を読んでいただいた方に、ちょっとでも「行動するキッカケ」が芽生えるような仙台の情報・ネタを発信していきます。皆様からのご意見、ご要望、ご質問から叱咤激励までお気軽にご連絡下さい!

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