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【農家の物々交換】追熟して美味しさアップしてる茨城のサツマイモがやってきた!

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ
茨城県から届いたサツマイモ

今の時期になぜ?サツマイモ?と思われるかもしれませんが、秋が旬というイメージが強いですが収穫するのが秋であって、掘りたてはピークの美味しさではないのです。本当に甘く美味しくなってくるのは、それからじっくりと追熟して数か月たったあとの冬から美味しくなるのです。一定の温度帯で、じっくり貯蔵することで、でんぷんが糖に変化して、糖度がアップするので美味しいサツマイモを食べたいならば、じっくり待つことが必要です。

サツマイモの大産地である茨城では大型倉庫で寝かせてます

巨大な倉庫で貯蔵中
巨大な倉庫で貯蔵中

以前、茨城県内のサツマイモ有名産地を見学したときに、貯蔵庫も一緒に見せてもらいました。巨大な倉庫に、大量のコンテナが積み上げられて生産者名が書かれてあり、一目で農家は自分のサツマイモがどれかわかるようになっていました。そして、ここで追熟したサツマイモが少しずつ市場に出ていくことになります。劣化しないように、出荷ギリギリまで温度と湿度がしっかり管理された倉庫に入っているので、一年中美味しいサツマイモが食べられるのは、このような施設があるおかげです。

一年中、サツマイモは焼き芋に限る!

焼き芋をやいてる様子
焼き芋をやいてる様子

サツマイモを焼き芋にする際、アルミホイルを巻いて焼くか、そのまま焼くか、好みがわかれると思いますが、食べたときのしっとり感が違うので、好みのものを探してくださいね。こんな暑くなる時期に、焼き芋ってないよね!と思われる方も多いかと思いますが、じつは産地では夏でも焼き芋を食べているのです。熱々も美味しいですが、焼き芋を冷凍庫に入れて、凍らせてアイスにして食べるのです。もちろん冷蔵庫に入れて、冷たい焼き芋でもOK!最初、産地の農家から聞いた時は、「えっ冷たい焼き芋ってマズそう」と思ってしまいましたが、一度やってみたら病みつきになり、すいません撤回します!と思わず言ってしまうほど、冷たい焼き芋は絶品でした。さすが産地のオススメだけありますね。

焼き芋
焼き芋

暑い日が続いているので、さすがに自宅で焼き芋は、ちょっと!と思うので、ぜひスーパーの店頭で販売している焼き芋を自宅で、冷凍や冷蔵にして食べてみてください。おやつの時間に、お菓子食べるよりも、健康的でおすすめです。

※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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