韓国サムスン、インドに世界最大のスマホ工場を建設:年間1億2000万台生産予定
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2018年7月にインドを訪問して、モディ首相と会談。両国は経済交流を深めていき、両国間の貿易額を2倍以上に増加させることでも合意。
韓国のスマホメーカーのサムスンがインドのニューデリー近郊のノイダに世界最大のスマホ工場を開設することを明らかにした。サムスンは世界で一番スマホの出荷台数を誇り、2017年には1年間で、3億1730万台のスマホを全世界で出荷した。
「Make in India」効果、4年間でスマホ工場が120に
モディ首相はインドでの製造の活性化を図る「Make in India」を促進しており、スマホ以外にも多くの製造業に対してインドに工場の誘致を積極的に促進しており、インドでの製造業の発展を目指している。今回のサムスンのスマホ工場誘致もその一環で、モディ首相によると、インドでは4年前にはスマホ工場が2つしかなかったが、現在では120のスマホ工場が存在しており、中国に次いで世界2番目の規模だ。
サムスンがインドに開設するスマホ工場では2020年までに年間で1億2000万台のスマホを製造していく。スマホ以外にもテレビのディスプレイや冷蔵庫なども製造していく予定。モディ首相は「40万人のインド人の新規雇用促進にもつながる」とコメント。
インドでは1年間に1億台以上のスマホが販売されており、低価格スマホから高価格スマホまで幅広に提供しているサムスンのスマホが一番売れている。世界ではスマホの出荷台数が減少しつつあるが、インドでは現在でも、まだ成長しており、これからもまだ成長余地が大きい。それでも最近ではOPPOやvivoといった中国のスマホメーカーがインドでも台頭してきており、サムスンも苦戦を強いられてる。