ヘラジカ衝突で車が破壊 すさまじい光景が話題に、ノルウェー
27日月曜日の早朝3時、ノルウェー南部ホブデンで車がヘラジカと衝突。
フロントガラスにヘラジカが突っ込んだ写真が現地で大きく報道されている。写真はVG紙のリンク先にて(閲覧注意)。
運転手のヨンセンさんは、ヘラジカを見た時にブレーキをかけたが、間に合わなかった。ヘラジカは、たまたま空席だった助手席の方向に突っ込み、運転手の命は助かった。
「ヘラジカが突然目の前にいて、気が付くと数秒後には助手席に突っ込んでいました。誰もそこに座っていなくてよかった。私はとても運がよかった」とヨンセンさんはVG紙に話す。
地元のセーテダル警察は、雪が降りはじめ、道路が凍結していることから、運転に注意するように呼び掛ける。
ノルウェーではヘラジカは「森の王」と呼ばれる。
ノルウェー研究機関や道路庁によると、ノルウェーでのヘラジカの生息数はおよそ10~12万頭。ヘラジカの専門サイトによると、ノルウェーでは毎年3万~3万5000頭が狩猟対象となり、車にひかれるヘラジカは毎年1500頭に及ぶ。
Text: Asaki Abumi