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ヘラジカ衝突で車が破壊 すさまじい光景が話題に、ノルウェー

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事
巨大なヘラジカと衝突、運転手は? Photo:Viltnemda i Bykle(写真:アフロ)

27日月曜日の早朝3時、ノルウェー南部ホブデンで車がヘラジカと衝突。

フロントガラスにヘラジカが突っ込んだ写真が現地で大きく報道されている。写真はVG紙のリンク先にて(閲覧注意)。

運転手のヨンセンさんは、ヘラジカを見た時にブレーキをかけたが、間に合わなかった。ヘラジカは、たまたま空席だった助手席の方向に突っ込み、運転手の命は助かった。

「ヘラジカが突然目の前にいて、気が付くと数秒後には助手席に突っ込んでいました。誰もそこに座っていなくてよかった。私はとても運がよかった」とヨンセンさんはVG紙に話す。

地元のセーテダル警察は、雪が降りはじめ、道路が凍結していることから、運転に注意するように呼び掛ける。

ノルウェーではヘラジカは「森の王」と呼ばれる。

ノルウェー研究機関や道路庁によると、ノルウェーでのヘラジカの生息数はおよそ10~12万頭。ヘラジカの専門サイトによると、ノルウェーでは毎年3万~3万5000頭が狩猟対象となり、車にひかれるヘラジカは毎年1500頭に及ぶ。

Text: Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事

あぶみあさき。オスロ在ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信16年目。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。北欧のAI倫理とガバナンス動向。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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