イラン核合意をめぐって割れるアメリカのユダヤ人社会(1)
かつては結束してイスラエルの政策を支持してきたアメリカのユダヤ人社会にイランとの核合意をめぐって亀裂が走っている。先々月の中旬つまり7月中旬にイランと諸大国が包括的な合意に達した。この合意によって、一方でイランは濃縮ウランの大半を国外に持ちだしたり、その核関連施設に対する厳しい査察を受け入れたりする。その核開発の透明性を高めて核兵器への転用の疑惑の払しょくに努める。他方、安保理の常任理事国五か国にドイツを加えた六か国は段階的にイランに対するさまざまな制裁を解除する。これが合意の骨子である。
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