エンジェルスは贅沢税を免れた!? 辛うじて2億3300万ドル以下にとどまりそう
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12月3日、オレンジ・カウンティ・レジスターのジェフ・フレッチャーは、「エンジェルスは辛うじて贅沢税を回避した」というタイトルの記事を発表した。
それによると、まだ確定はしていないものの、2023年の年俸総額は、2億3300万ドルまで3万ドル以内になるという。今年は、2億3300万ドルを超えた分に贅沢税が課される。
フレッチャーが報じたとおりであれば、エンジェルスの年俸総額は、2億3297万ドル~2億3300万ドルの間、ということになる。まさにギリギリだ。
8月下旬、エンジェルスは、贅沢税を回避するため、6人をウェーバーにかけた。彼らのうち、ランダール・グリチックを除く5人は、他球団へ移った。続いて、9月初旬には、マックス・スタッシを制限リストに入れた。さらに、結局、引き取り手は現れなかったものの、グリチックを再びウェーバーにかけた。
オーナーのアルトゥーロ・モレノは、贅沢税を支払いたくないのだろう。2004年を最後に、エンジェルスは、贅沢税を課されたことがない。
あるいは、来年の超過に備えた可能性もある。大谷翔平と再契約を交わすことができ、その上で勝つための補強を行えば、来年の年俸総額は、贅沢税の対象となる可能性が高い。来年は、2億3700万ドルを超えた分に課される。超過額が2000万ドル未満の場合、贅沢税はその20%だが、続けて超過すると、2年目の税率は30%、3年目以降は50%に上がる。
また、エンジェルスは、大谷に1年2032万5000ドルのクオリファイング・オファーを申し出て、断られている。なので、大谷が他球団と契約すると、エンジェルスは、来年のドラフト指名権を与えられる。この指名順位は、2巡目と3巡目の間だ。だが、贅沢税を課されると、指名権は4巡目と5巡目の間になる。