あると便利!知ってますか「木工用ボンド」普通のボンドとの違いと使い方を文房具のプロが教えます
文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
今日は、大きな意味で僕の守備範囲である「木工用ボンド」についてレクチャーします。知っていると便利なんですよ。
僕の育った家には、いつもこのボンドが置いてありました。親父が日曜大工が好きだったし、お隣さんは大工さんだったからです。
自分の住んでいた木造家屋の修理などは、休みの日にちょちょいとやってました。手に追えないところはお隣さんにお願いして。
紙の接着にはイマイチだった
この木工用ボンド、用途のところに「木・布・紙」と書いてあるくせに、僕が一番接着したい紙にはイマイチだったのです。
乾くまでとても時間がかかるし、なかなかピタッと決まらない接着剤だったのです。これで、ボンドなのかと思っていました。
僕のボンドのイメージは揮発性が高く、すぐに乾いて、ピタッと接着出来るモノ。そういう感じではなかったんですよね。
木工用ボンドと普通のボンドの違い
ここで解説しておきますと、普通のボンドと呼ばれる接着剤は、薬品の化学反応や溶剤が揮発することで接着されるのです。
ところが、木工用ボンドは樹脂と水の混合物で出来ています。水が蒸発することで木材同士を接着することができるのです。
通称は、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤。木工用ボンドは接着後には、普通にノコギリ等での加工が行える特性があるんです。
木工用ボンドの使い方
このボンドは樹脂で出来ていますので、木を接着するのに適しています。使い方を、手順を追いながら説明しておきます。
- 使いたいところにまんべんなく塗る。
- クランプなどで圧着する。
- 余分なボンドを拭き取る。
- 乾燥させて完了です。
こんな手順で使いましょう。使い方や使い道さえ間違えなければ、きっと素敵な木工ライフを貴方にもたらしてくれます。
やっぱりコニシが強い気がします
木工ボンドのメーカーがどのくらいあるのか知りませんが、僕の知る範囲では「コニシ株式会社」が強いようです。
自宅に置いてあるのも、実家に置いてあったのもこの会社のものです。でも、地域性もあるのかも知れないですね。
ボンドという視点でシェアを見てみると、
- 株式会社スリーボンド
- コニシ株式会社
- 光洋産業株式会社
- ダイアボンド工業株式会社
こんなランキングみたいですよ。ボンドの世界の主要メーカーはスリーボンドだったんですね。びっくりしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。
今日の投稿で少しだけ木工用ボンドを知ってもらえたら嬉しいです。では!
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