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【八百屋直伝】甘夏のおいしい食べ方4選!苦い・酸っぱいときの対策

青髪のテツ野菜のプロ

みなさん「甘夏」はどうやって食べていますか?

私は八百屋で働いているのですが、お客さんから「甘夏を買ってそのまま食べたけど酸っぱいし苦いし、絶望して捨ててしまった」と言われたことがあります。

甘夏は名前に「甘」という漢字が入っている割に「みかん」「せとか」「デコポン」などの柑橘と比べると甘いというよりは、酸味や苦味が前に出てくる爽やかな風味の柑橘なんです。

「甘夏を買ったけどちょっと思ったのと違う」となったときは、一工夫することでおいしく食べられます。

そこで今回は八百屋歴10年の青髪のテツが「甘夏のおいしい食べ方4選」を紹介していきます。

甘夏の食べ方①砂糖をかける

甘夏の酸味や苦味が気になったときは、砂糖をかけて食べてみましょう。

昔グレープフルーツに砂糖をかけて食べていた、という方も多いと思いますが、それの甘夏バージョンです。

この食べ方は、甘夏の酸っぱさが感じにくくなり食べやすくなると思います。

甘夏の食べ方②練乳をかける

甘夏が酸っぱいと感じたときは、練乳をかける食べ方もおすすめです。

いちごとのコンビの印象が強い、練乳のイメージがあると思いますが、果物選びに失敗したとき用に練乳を常備しておくと便利です。

甘夏だけでなく、他の柑橘や、キウイ、すももなど、酸っぱいなと感じたときは練乳をかけて食べるとかなり食べやすくなりますよ。

甘夏の食べ方③バニラアイスに添えて食べる

個人的に甘夏はバニラアイスと一緒に食べるのが一押しです。

バニラアイスの甘味とコク、甘夏の酸味と苦味からなる爽やかさが合わさりおしゃれな味に変身します。

僕は普段バニラアイスを1カップ食べ切るのがちょっときついんですが、これだとぺろっと食べられました。

ぜひこの甘夏の食べ方を試してみてくださいね。

甘夏の食べ方④サラダの具にする

甘夏が酸っぱくて食べられないときは、野菜感覚でサラダに入れるのもおすすめです。

サラダは水分量でおいしさが決まると料理人の方教えていただいたことがあります。その方は水分量のバランスをとるためにサラダに果物を入れることも多いそうです。

甘夏はその点サラダにピッタリな果物で、甘過ぎずみずみずしいので、サラダに入れても違和感がありません。

たくさんの野菜と一緒にドレッシングをかけて食べると、かなり食べやすくなりますよ。

甘夏の食べ方まとめ

今回は「甘夏のおいしい食べ方4選」を紹介しました。

甘夏には根強いファンが多く、もちろんそのまま食べるのが好きな方もたくさんいます。

ただ名前をみて「甘い柑橘なんだろうな」と想像して買ってしまい、捨てるしかないと判断してしまう方もいるようなので、今回の食べ方を紹介させていただきました。

ぜひ参考にしていただき、最後まで甘夏をおいしく食べていただけると嬉しいです。

他にも「甘夏についてまとめた記事」を書いているので気になる方はそちらも読んでいってください。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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