平野歩夢がX Gamesオスロで初の金メダル スノーボード競技で日本人優勝は大会史上初
X Gamesで日本人が優勝!
ノルウェー・オスロで開催中のエックスゲームズ。平野歩夢が男子スノーボード・スーパーパイプ決勝で、優勝した。決勝に上がった8名の選手たちの中で、平野選手は唯一の日本人。各選手の3本のランで、平野選手は圧倒的な実力の差で、全て完璧に滑りこなし、会場から大きな歓声と拍手があがった。
(追記)エックスゲームズ広報のグレース・コリエル氏によると、歴史上、平野選手は大会のスノーボード競技で金を獲得した初の日本人。これまでの大会全競技においては、初の金を獲得した日本人は2001年のウルトラクロス種目で瀧澤宏臣選手。全競技・種目において、平野選手は2人目の金メダル獲得者となる。
1本目では92.33、2本目では最高得点となった94.66、3本目では86.66ポイントを記録。2位はイウーリ・ポドラチコフ(スイス)、3位はチェイス・ジョージー(アメリカ)。
記者会見で、平野選手は「3本ともクリーンに、やりたいルーティンを決め、それに結果がついてきたので、すごく嬉しい」とノルウェーの報道陣に語った。
会見後の取材で、平野選手はオスロの印象について、「訪問は今回が2回目。前回も今回も、雰囲気がよくて楽しむことができました」と語る。
勝てた秘訣については、「あまり人がやらないようなものと、自分のシグネチャーのスタイルをバランスよくルーティンを組んだうえに、結果がついてきた。それが目標だったんですけど。よかったと思います」。
最後に、平野選手にとってエックスゲームズはどのような存在か聞いた。「海外では知らない人がいないような大会。世界的にメインの大会で、自分の滑りを見せられたのが嬉しい」。
同日に開催された女子スーパーパイプ決勝では、大江 光選手が5位。男子スーパーパイプ予選では平岡 卓選手が10位という成績で決勝進出を逃した。
Photo&Text: Asaki Abumi