【隠れ家レストラン】東京駅の中にあるホテルで国産黒毛和牛の鉄板焼きを味わってみました
東京都千代田区、東京駅丸の内駅舎の中にあるホテル「東京ステーションホテル」の地下1階にある日本料理「しち十二候(しちじゅうにこう)」の鉄板焼きカウンターで、国産黒毛和牛の鉄板焼きをコースでいただきました。
しち十二候(しちじゅうにこう)
日本料理と鉄板焼きのお店です。鉄板焼きは8名だけのカウンター席。白っぽい御簾(みす)で仕切られた空間が神秘的です。
二十四節気をさらに細かく分類した「七十二候」という店名から、繊細な季節の移ろいを感じるお料理がいただけそうと期待して訪問。
いただいたのは「セレクトコース ~シェフとともに選ぶ~」で、「ベーシックセットメニュー(前菜/サラダ/季節の焼野菜/季節の焼き飯/味噌汁/香の物)」に、好みの鉄板焼きメニューをカスタムしてコース仕立てで楽しみます。
厳選食材
お肉は九州の隠岐牛(おきぎゅう)。部位はフィレ・サーロイン・赤身から、量は100gから選べます。もちろん焼き加減も。
魚介は仕入れ次第ですが、この日は長崎産の活伊勢海老や鮑、ホタテなどが予約のお客様用に入荷されていました。
野菜はカブ、堀川ごぼう、聖護院大根金時人参、菜の花など、今の時期は根野菜が多いですね。京野菜も取り入れておられます。
五味で胃を動かす「前菜」
「ローストビーフ」はお肉のうま味が感じられ、しなやかでさすがのおいしさです。グラニュー糖と塩をまぶして寝かせたお肉で作るそうです。エスニックなミックス豆添え。
「ハタのマリネ」はオレンジとハーブの香るマヨネーズソースで。キャロットラペ添え。
鉄板で焼いて仕上げる「たらの白子」は表面がこんがり、中はとろり。レモンを絞っていただきます。
洋も取り入れたモダンな前菜は様々な味がしましたが、これは五味を以て胃を刺激し、お肉をたっぷり食べても胃もたれがしにくいようにとの心配りだそうです。
盛り付けも見事な「活け車海老とカブのスープ」
活きた車海老に串を刺し、鉄板で焼いてカラと共に見事に盛り付けられたカブのスープ。
じゃがいもを少し加えたさらっとしたポタージュで、カブの味がじんわり伝わるおいしさ。カラの香ばしさも最高のアクセント。
金柑をたっぷり使ったサラダ
フレッシュとマリネの金柑がたっぷり。自家製フレンチドレッシングでいただきました。
島根県産隠岐牛の鉄板焼き
部位は赤身をチョイス。最小単位の100g。焼き方はお任せ。
ブランデーでフランベ。予想より大きな炎に見とれました。
わさびと島根県の塩、自家製ニンニク醤油とガーリックチップ。どちらもおいしいけれど赤身肉のミディアムなのでお醤油のほうがおいしい。
季節の野菜3種
3種といいつつ4種盛り。堀川ごぼう(昆布だし)、聖護院だいこん(含め煮)、菜の花、アピオスというむかごのような芋。
釜炊きの「つや姫」
日本料理の調理場ほうで釜炊きのごはんは、ふたを開けるとふわぁっとご飯の香り。山形の「つや姫」は、「つや」「香り」「粘り」「旨味」が絶妙のバランスで、やわらかい炊きあがりのお米だそうです。煮えばなをいただきました。とろみをまとった甘いお米、最高!
お肉と一緒にご飯が食べたくてさらに少しお替り。残りはガーリックライスになります。
赤出汁と香の物もいただき、お腹がいっぱいだけどガーリックライスも食べてみたいからがんばります!
季節の焼き飯
自家製のニンニクペーストとニンニクの茎、お肉、卵を使ったガーリックライスは華麗な包丁さばきで作られました。
おこげも作られて大葉のせ。いつもよりも量が多くなったそうですが完食。
福岡の八女茶が出されてほっこり。途中でほうじ茶もいただきました。
ドリンクはワイン3種のペアリングもあり、お酒と一緒に鉄板焼きを堪能できます。
おわりに
いかがでしたか?東京駅丸の内駅舎の南改札を出て1分のところに、正確には東京駅直結の「東京ステーションホテル」の地下1階にある日本料理のお店の一角に、こんなモダンな鉄板焼きがいただけることをご存じの方は多くなさそう。
手ごろな鉄板焼きランチから、厳選食材の豪華な鉄板焼きのコースまで、記念日やデート、接待にもおすすめです。
鉄板焼き「しち十二候」
東京都千代田区丸の内1-9-1
東京ステーションホテル B1F
03-6269-9401
昼:隠岐牛薄切りステーキランチ4,840円ほか
夜:セレクトコース ~シェフとともに選ぶ~ベーシックセット6,050円+メイン食材(時価)ほか
公式ページ(外部リンク)
取材協力:東京ステーションホテル、鉄板焼き「しち十二候」