介護食を食べている介護メンズが必要な備蓄品の１つに「口腔ケアグッズ」があります。これはわかりやすく言うと「歯磨きセット」です。防災用に備蓄したいものは普段使用しているものの他にもいくつかあると安心です。わが家の介護メンズ用にストックしているものをご紹介します。どれもドラックストアで購入できますよ。

災害などで水が使えない状態でも、口の中をきれいにすることはとても大切です。唾液は食べ物を飲み込みやすくするほか、抗菌作用など様々な効果があります。また口が乾燥していると喋りづらく、いざという時に上手に発声できない恐れもあります。口腔内を災害時でもきれいに保つために防災備蓄と一緒に液体歯磨きや口腔内用のウェットティッシュや口腔ケアスポンジなどを備蓄しておくことをおすすめします。また、それらを普段から使用する習慣をつけておくことがとても大切です。

わが家の介護メンズは口腔内の病気になり口腔ケアが必須です。病気になるまでは「口腔ケア？」と怪訝そうな感じで歯磨きもおろそかにしがちでした。ですが、病気がわかり治療を進めると、いかに口腔ケアが大事か身をもって感じるようになりました。今では毎食後にケアをしています。だからこそ災害時の口腔ケアをどうすればよいか、不安に感じるようです。

そこで、普段使用している口腔ケアセットはもちろん、口腔ケアティッシュや液体歯磨きのストックの他、災害時のケアも調べて、紙に書いて一緒に防災備蓄と一緒に保管しています。災害時のケアは

１．よく噛んで食べる。噛むことで唾液が出て口の中の汚れを洗い流す

２．口腔ウェットティッシュで歯の汚れを拭く

３．舌は筋肉でできているので動かさないと筋力が衰えるので、できるだけ話すなど舌を意識して動かす

もちろん、これは災害時の対応の仕方ですが普段から習慣化させているといいですよ。また最後に水やお茶で洗い流すことも大切です。ただし、飲み込むと食べかすから誤嚥性肺炎を起こす可能性もあります。なのでできれば最後は口の外に出すことがいいと思います。もったいないと思うかもしれませんが、誤嚥性肺炎になったら一大事です。もったいないより安全を優先してください。

また口の機能が衰えた状態の「オーラルフレイル」を防ぐためにも普段から口腔ケアをしっかり行っていると周囲も変化に気づきやすいです。「食べこぼしが増えた」「口が渇いて話しづらい」「噛めない食品が増えた」など、気になる症状があればかかりつけの医師や看護師にご相談ください。

※口腔ケアの正しい方法は、歯科医や看護師さんに確認してその人に合う口腔ケアグッズを使用してくださいね。