【春の黄砂対策】ベランダ掃除は箒より刷毛(ハケ)が便利。
掃除研究家のおそうじペコです。
今回は、刷毛(ハケ)を使ったベランダ掃除のお話です。
◆ベランダ小物の汚れは拭き取りにくい
春の花粉シーズンも終盤に入りました。久しぶりに窓を開けてベランダに出ると、うっすら汚れてホコリっぽくなっていませんか?
春は風も強く花粉や黄砂などが吹き込み、物置や小物の上にたまってしまいます。この砂状の細かい汚れは、ベランダ内のあらゆるところにこびりついているので箒や雑巾では上手に掃除することができません。
そこでベランダ小物掃除に活躍するのが、刷毛(ハケ)なのです。
◆箒より繊細な刷毛(ハケ)こそ掃除に便利
刷毛(ハケ)が掃除に使える理由
全体的な掃き掃除は箒を使いますが、物置や細かい凹凸部分があるベランダ小物周辺の掃除には刷毛(ハケ)を使った掃除が便利です。
刷毛(ハケ)は塗料などを塗る道具で、ホームセンターや100円ショップのDIYコーナーに売っているものを使います。
小さく取り回ししやすいので細かい場所の掃除にピッタリです。毛先の断面を見ると繊細な毛が密集しているため、箒よりも細かいホコリや砂などを掃き集めることができるのです。
おすすめは静電気がおこりにくく、強くコシのある馬毛や豚毛のものです。幅はベランダの側溝に入るサイズが便利です。
砂ホコリ汚れをいきなり拭かないで!まずはプレ掃除がおすすめ
ベランダ内の汚れは乾いた砂を多く含むため、水拭きをすると拭き筋が残る・泥になるなどして逆に汚れてしまいます。
まず刷毛(ハケ)を使って乾いた砂やホコリを一度掃き出す「プレ掃除」をしてから拭くと、時短で綺麗に仕上げることができます。
◆刷毛(ハケ)の使い方のコツとおすすめのお掃除ポイント
基本の使い方
汚れが飛び散らないよう、チリトリとセットで使用するのが基本です。力を入れすぎると毛先が寝てしまい汚れを取りこぼすので、軽く毛先を当てるようにして一定方向に動かすと上手に掃くことができます。
角や凹凸は特に毛先を立て、エッジをきかせて汚れを掻き出してから掃き集めるようにします。
刷毛(ハケ)で上手にできるお掃除ポイントは沢山あります
①エアコン室外機
エアコン室外機は白いので特に汚れが目立ちます。上面部分はもちろんですが、格子状になっている側面の汚れも刷毛(ハケ)で綺麗に払い落とせば簡単に綺麗になります。
②ベランダ物
ベランダに外置きしてあるコンテナ、大型ゴミ箱などの物置は取っ手やストッパーなど凸凹している部分が多いので汚れがたまりやすくなります。雑巾では上手に拭けませんが、刷毛(ハケ)の毛先を使って掻き出せばスッキリします。
③側溝や排水口
側溝や排水口にたまったゴミや汚れは、細くて箒では上手に掃き集められません。側溝の幅に合わせた刷毛(ハケ)をつかえば綺麗に掃除できます。
④窓や網戸
砂ホコリがこびりついた網戸や窓も、雑巾で拭き掃除をする前に刷毛でサッと汚れを払い落としてから拭く方が傷もつきにくく綺麗に拭き取ることができます。
刷毛(ハケ)掃除の後に水拭きと箒で仕上げ
刷毛(ハケ)のプレ掃除をしてから、水拭きをします。おおまかな汚れはなくなっているので、拭き筋が残ったり黒い汚れが浮き上がることなく簡単に綺麗に仕上がります。
仕上げに全体の大きなゴミや汚れを箒とチリトリで掃き掃除をして完了です。
使用後のメンテナンスも忘れずに
汚れたらバケツにぬるま湯と台所用中性洗剤を数滴入れ泡立てた中に漬け、毛の間に入り込んだ汚れを出しながら優しく洗います。よくすすいでから、毛先がつぶれないよう吊るしてしっかり乾燥させます。
◆窓を開けたくなるベランダに!
繊細な毛先を持つ刷毛(ハケ)は傷がつきにくく細かいホコリもしっかりキャッチできるので、箒や雑巾よりも簡単に綺麗にお掃除できます。忙しい時は刷毛(ハケ)でサッと掃くだけでも、ベランダ全体の砂やホコリがなくなるのでサッパリしますよ。
これから窓を開ける季節になるので、気持ち良い風を楽しむためにも是非ベランダ掃除をしてみてください。