WBOスーパーフェザー、WBCライト、WBAウエルター、WBAスーパーライトと4階級を制したエイドリアン・ブローナーがドン・キングと契約を結んだ。

　2021年2月20日にコネチカット州のモヒガン・サン・カジノでジョバニー・サンチャゴと戦い、3-0の判定勝ちを収めて以来、ブローナーはリングから遠ざかっている。先月25日に、2年ぶりの試合が決まっていたものの、3人の選手が棄権し、キャンセルとなった。

　ドン・キングは今回、「私の人々の絆は、まさにミラクルだ。スーパースターでエキサイティングなボクシング界の悪童、エイドリアン・ブローナーと弊社によるこの記念すべき契約は、ファンを興奮させるだろう。彼の次の試合はいつなのかという質問を投げかけ、ボクシングファンの想像力を大いに刺激する」と言った。

　ブローナーは素行の悪さから、何度も収監された過去を持つ。ドン・キングも2人の男を殺めている。

　33歳となり、全盛期を過ぎたブローナーにとって、試合がキャンセルされるのは本当に辛いことだ。91歳のキングもまた、かつての勢いを失ったものの、ブローナーで最後のひと儲けを目論んでいるようだ。

　キングは鼻息荒く語った。

　「ブローナーにとって最高の相手との戦いを決めたい。注目のチャンピオンを抱えるプロモーター、誰でもいい。大歓迎だ」

　さて、2人の戦いはいかに進むか。