【カルディ】お値段45%オフの白ワインでワインに詳しくなれる!?マニアが伝授するポイント
※お酒は20歳になってから
カルディで2月28日まで45%オフの白ワイン、もう買った?
カルディコーヒーファームと言えば、ずらっと並ぶワインが壮観でどれを買っていいか悩んでしまいますよね。ワイン好きの方なら「カルディでワインを良く買う」と言う方も多いのではないでしょうか。
2月28日まで45%オフの銘柄はコレ
そんなカルディでは定期的に特価品というべきワインが登場することがあります。今回は、2月28日までの期間限定価格で販売している「ロンジェヴィティ シャルドネ 2019」という白ワインに注目してみましょう。
価格は45%オフという大きな値引きが入り、税込みで1,098円(~24年2月28日まで)です。本来税込み2,090円のワインが、千円ちょっとで買えるというのは大変うれしいですね。
特価ワインで初心者も詳しくなれる!見るべきポイントはここ
さて、このような特価ワインを見たときに、なんとなく買ってみたはいいものの、いざ飲んでみて「うん!おいしい!よくわからないけど!」と味わって終わり…というケースが多いことでしょう。そこで、今回はせっかくならば、明日から周りに語れるようなワイン知識を身に着けていきたいものです。今回はワイン有資格者の筆者がとても簡単に語れるワインのコツをお伝えします。
今回の特価ワインは「木樽熟成の白ワイン」
さて、今回のロンジェヴィティ シャルドネ 2019は店頭の告知POP等でも大きく書かれているのですが「樽熟成」した白ワインです。
まあ、ワインって樽で寝かすよね??と思う方も多いはず。おっしゃる通り、赤ワインに関してはその多くが木樽で熟成を施します(ボジョレーヌーヴォー等は例外)白ワインについては、赤ワインと同じは言えない点を押さえておきましょう。
白ワインで抑える!木樽で熟成「しない」ワインもある
まず、木樽で熟成「しない」白ワインが世にはたくさんあります。これは端的に言えば「すっきり、フルーティー」な味わいの白ワイン。これらの大半が木樽熟成「しない」タイプのワインです。
すっきりフルーティーな白ワインは、一般的にステンレスのタンク、もしくはコンクリートのタンクで寝かせてから、瓶に詰められます。これにより、ブドウ本来の果実味を前面に出した味わいの白ワインとなります。香りは華やかであったり、酸味がよりすっきりと感じられたりするのです。
白ワインで抑える!木樽で熟成「する」とどうなる?
さて、今回のカルディの特価ワインは木樽で熟成した白ワインです。端的に言えば、木の樽で白ワインを熟成させると「香ばしく、まろやかな」味わいに変容します。
しばしば、バターやパンを思わせるような、香ばしい香りが白ワインに付与されます。飲みごたえもまろやかになり、リッチな味わいになります。木樽は白ワインにおけるお化粧のようなものと考えていただければよいでしょう。
樽熟成の香りが鮮烈に香る白ワイン
今回カルディで購入した「ロンジェヴィティ シャルドネ 2019」は、まさに樽熟成した白ワインの典型と言っても良い香りが楽しめます。バターを塗ったパンのような香ばしい香りのする辛口の白ワインです。
ソムリエでは使わない表現ですが、コーンスープに近いような香りもあります。口に含むとしっかりとした辛口でありながら、ほのかに塩味を感じるような味わいもあり、筆者は「バターで焼いた帆立みたいな旨味」のようなものを感じました。
千円ちょっとで「樽熟成」の白ワインを学ぶ上で、このワインは非常にわかりやすく、この類の香りの白ワインに出会ったら、すぐさま樽熟成の白ワインですね!と言って差し支えないといえる見本のようなワインと言えるでしょう。
アメリカのワインの古き良き1本
このワインの産地は「アメリカ・カリフォルニア」です。しばしばアメリカ・カリフォルニアの白ワインではこのような樽熟成の香りを強く表現したワインに出会うことがあります。現在は、このような樽の香りが強いものを脱却しようとアメリカのワイン造りは意図的に味わいを変えたりもしてますが、古き良き典型ともいえるカリフォルニアの白ワインを知る上でもこのワインはいい見本と言えるでしょう。
ひねって開くタイプのコルク
なお、このワインは珍しくひねると開くタイプのコルクです。ソムリエナイフやコルク抜きは不要ですのでご安心ください。
このワインが気に入ったら…?
もしもこのワインが気に入ったようでしたら、ぜひワインショップでも「樽熟成の白ワイン」を探してみてください。その際、店員さんやソムリエさんにはこの記事で書いたように
・樽の香りがしっかりする白ワイン
・アメリカのカリフォルニアらしい味わいの白ワイン
と言えば、すぐさまピンとくることでしょう。ワインは星の数ほどありますが、近しい味で探すことは可能です。ぜひこの記事とワインがみなさまの今後のワイン探しの一助になればと思います。