全部勘違いしてない?ワイン初心者が1年目に知りたかったこと3選
※お酒は20歳になってから
ワインってなんだかわからない
ワインを飲み始めたばかりの方や、ワインをこれから飲み始めたい。興味はあるけど、なかなか手が出ない…。そんな方は多いのではないでしょうか。
なかなか手が出ないお酒の代表格のワイン。この記事では、ワイン有資格者の筆者が、ワイン飲み始めの1年目の方に、これだけは知って欲しい頂きたいことをまとめました。
こんな方に読んで欲しい
まずワインを漠然と「苦くて渋いもの」というイメージを持った方。
はじめてワインを飲んでみて、想像とまったく違っておいしくなかった…。という経験をされた方は多いのではないでしょうか。
さらにはワインに詳しい人におすすめされて飲んだワインが、苦くて渋くてなんとなくおいしくなかった・・・。このような経験から「私にはワインが合わないかもしれない」とあきらめてしまう方はたくさんいらっしゃいます。
なぜ周りは美味しそうにワインを飲んでいるのに、合わないのでしょうか?この疑問をまず解決しましょう。
ワイン上級者ほど「難しい」味を好む
まず、前提として、ワイン上級者ほど「難しい・難解な」味を好む傾向にあります。これは、大人になるほどいろんな食べ物のおいしさがわかるように、ワインにおいても徐々に複雑さのある味わいに魅了されるからです。
これは、ハンバーガーはもれなく美味しいのに、塩辛は慣れないとおいしくないのによく似ています。さらに男性ほど渋さや苦さへの味わいの好みが強くありますから、特に女性で、ワイン初心者の方は、最初はわかりやすい飲み口のワインからはじめて欲しいと考えます。
ワイン1年目に知ってほしい① 甘口のワインがたくさんあること
我々が想像している以上に、甘口のワインはたくさんあります。まずこれらを試して慣れたら辛口に行く方が良いでしょう。もちろん、辛口のワインを最初に飲んで口に合った方はそのまま深掘りして構いません。
まずはこの銘柄を探してみよう
甘口ワインには大きく二種類あり、シロップのように甘口ワインと、すっきりフルーティーな白ワインがあります。段階的に試すのがよいでしょう。
シロップのように甘いデザートワイン銘柄
- ミスケラモスカテルトゥリス(カルディ)
- リッターツァホニーゴルトシャッツベーレンアウスレーゼ(カルディ)
- ヴューマネント ノーブルセミヨン(カルディ)
- スリーブリッジズ貴腐ワイン(ヴィノスやまざき)
- インドミタ ノーブルレイトハーベスト(リカーマウンテン
すっきり甘口の白ワイン
- ペタローソビアンコ(カルディ/泡)
- 天使のアスティ(各スーパー/泡)
- おたるナイアガラ(ファミマやミニストップ/白)
ワイン1年目に知ってほしい② フランスワインばかり飲まない
ワインになれてきたら、徐々に「ワインに詳しくなりたい」と考える方が多いはずです。おすすめは、味の傾向が違うワインを飲み比べることです。ワインの面白さは、味わいの多様性。なるべくタイプの違うものを飲み比べてみましょう。
重要なのは2つ。ワインの味わいは、原料となるブドウの品種、そして作っている産地(国)で大半が味わいが決まる点です。ブドウ品種と産地。でもワイン初心者にとって、これらを見分けるのって難しいですよね。そこで、これらを簡単に達成するポイントをお伝えします。
ポイント:フランスワイン「ばかり」飲まない
初心者にありがちなポイントとして覚えておきたい点が一つ。それは、フランスワインばかりを飲まないことです。
特におすすめしないのは
- フランスワインの赤ワインを手当たり次第に10本ほど買う
- 「金賞受賞セット」などを買う。
これは、産地やブドウ品種が近しい傾向が多いためおすすめしません。
たとえば、フランス・ボルドー地方の赤ワインは、端的にいうと、ブドウ品種をブレンドし、しっかり濃い味めの赤ワインとなります。ボルドー産のワインは「ボルドー味」なのです。
つまり、ラーメンを知る上で醤油ラーメンばかりを食べても全体像がわからないように、さまざまなタイプのワインを飲み比べたほうが理解度が深まるということです。おすすめしたいのは、フランス、アメリカ、チリなどそれぞれの国のワインを飲み比べてみること。特にアメリカ・カリフォルニアのワインは一部の超高級ワインを除き、親しみやすい味わいが多くおすすめします。
ワイン1年目に知りたい③ 高級ワインを最初に飲まない
筆者は、ワイン初心者の段階で高級ワインを飲むことを余りおすすめしません。
理由は、高級ワインは安いワインのいいところを集めたような味がするからです。果実みや渋み、樽の香り、複雑さなど、様々な要素が高級ワインにはあり、それらの良さは、安いワインを飲み比べるほど感動として大きな物になってきます。
ある日突然、高級なチョコレートを買って食べてみても「そこまででは・・・」という感じるのによく似ています。特に高級ワインは、古びた本や動物のような香り、香辛料のような香りなど普段嗅ぎ慣れない香りも多くあります。おなじ予算であればなるべく多種多様なワインを飲み比べることに予算を割き、その後高級ワインにチャレンジするのが良いでしょう。
ワイン1年目に知りたい ワインの値段を人に自慢しない
最後におまけの一つ。飲んだワインの値段を人にむやみに語るのはやめましょう。これは何をどうやっても「イヤミ」に聞こえてしまうからです。
いかがだったでしょうか。本日はワイン1年目で知りたかったことをまとめてみました。ぜひ、ワイン初心者の方は、様々なワインに触れることでその奥深さを楽しんでみてください。