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忍者・服部慎一郎四段(23)公式戦連勝は19でストップ! 加古川青流戦で山本博志四段(26)に敗れる

松本博文将棋ライター

 8月30日。大阪・関西将棋会館において加古川青流戦の対局がおこなわれました。結果は以下の通りです。

【準々決勝】

山本博志四段○-●服部慎一郎四段

里見香奈女流五冠●-○齊藤優希三段

【準決勝】

山本博志四段●-○齊藤優希三段

 以上の結果、齊藤三段が決勝三番勝負に進出しました。

 準決勝▲山本四段-△服部四段戦は山本四段の三間飛車。持ち時間1時間を使い切ったあとの最終盤ではどちらにも勝つチャンスがあったようですが、最後は山本四段が抜け出しました。山本四段は服部玉を即詰みに討ち取り、157手で勝利を収めています。

 本局の結果、発表されている成績の限りでは、服部四段の連勝は19でストップしました。

 9月4日にはNHK杯・郷田真隆九段-服部四段戦が放映されます。将棋界ではテレビ対局の結果がすべて明らかになったあとで、連勝などの成績は確定します。

 服部四段と齊藤三段は新人王戦でも勝ち上がっています。両者は9月2日、準決勝で対戦します。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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