Yahoo!ニュース

6月26日(火)で締め切り。ラグビーW杯日本大会、“最後のチケット先行抽選販売”。

多羅正崇スポーツジャーナリスト
2015年W杯。日本代表はロスタイムの決勝トライで南アフリカから歴史的勝利(写真:アフロ)

▼ラグビーW杯日本大会の最後のチケット先行抽選販売が、6月26日(火)23時59分をもって締め切られる。

▼今回の参加資格は、誰でも無料登録ができる大会公式メルマガ「サポーターズクラブ」の登録者であること。

▼未登録であっても、チケット購入に必要な「チケットID」の登録(無料)のさいに、「大会公式サポーターズクラブに加入する」にチェックを入れておけば、申し込みができるようになる。

 開幕まで500日を切った4年に一度のラグビー最強国決定戦「ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会」。

 “日本・アジア初開催”という歴史的大会のために用意された公式チケットは約180万枚。

 各会場とも4つのカテゴリー(A~D)ごとに値段が異なり、最高は決勝戦A席の10万円、大人の最低価格は日本大会を記念した2019円。

 グループステージに限り、16歳未満を対象とした「こども券」も1000円から販売される。

 チケット販売は今年1月、まずスタジアム別、チーム別ごとのパックである「セット券」から抽選販売が始まり、世界100か国以上から、販売枚数を大きく上回る約90万の申し込みがあった。

 続いて、今年2月から1枚ごとの「通常チケット」の抽選販売がスタート。

 参加資格別の区分である「ラグビーファミリー(※1)」「開催都市住民」「ラグビーフレンズ(※2)」の順に行われてきた。

 そして5月19日(土)から始まったのが、最後の先行抽選販売。

 それが、公式メルマガ「サポーターズクラブ(※3)」購読者へ向けた抽選販売だ。

■参加条件は公式メルマガの登録者(無料)。

 公式メルマガへの登録は無料だ。

 ネット環境さえあれば、誰でも無料で公式メルマガ「サポーターズクラブ」の会員となり、今回の抽選販売に参加することができる。

 未登録の場合は、チケット購入に必須となる「チケットID」の登録(無料)のさい、「大会公式サポーターズクラブに加入する」にチェックを入れておけば申し込むことができるようになる。

 申込受付の期限は、6月26日(火)23時59分まで。

 抽選結果は2018年7月10日(火)に発表される。

 今回の先行抽選販売を逃すと、次回は2018年9月19日(水)から始まる一般抽選販売での申し込みとなる。

■強豪イタリア撃破で期待高まるジャパンの2019年W杯。

 ラグビーW杯日本大会は、2019年9月20日に開幕。

 スポーツの国際大会としては長期の44日間にわたり、参加20チームが、全国12都市を舞台に全48試合(プール戦40試合、決勝トーナメント8試合)を繰り広げる。

 プール戦では、参加20チームが4組に分かれて総当たり戦を行い、各組上位2チームが8強による決勝トーナメントへ進出。

 

 プールAに入った日本は、本稿執筆時点(6月14日)で、世界ランキング2位のアイルランド、6位のスコットランド、19位のロシア、「ヨーロッパ・オセアニアプレーオフ1」と対戦する。

 

 特にアイルランド、スコットランドは成長著しい強敵だ。

 しかしラグビー日本代表も着実に成果を出している。

 世界ランキング11位の日本は、6月9日(土)、大分銀行ドーム(大分スポーツ公園総合競技場)でイタリアを34-17で撃破。

 欧州6か国対抗戦「シックス・ネーションズ」に参加する強豪をねじ伏せ、2万5824人の観衆を熱狂させた。

 イタリアは世界ランキングこそ日本の下(14位)だが、「ティア1」(世界の強豪10か国・地域)に分類される強豪。簡単に勝てる相手などではけっしてなかった。

 そんなイタリアにしっかりと勝ち切ったことで、母国開催のラグビーW杯への期待感はより高まりつつあるのだ。

■「4年に一度じゃない。一生に一度だ。- ONCE IN A LIFETIME-」

 ラグビーW杯日本大会の大会キャッチコピーは、「4年に一度じゃない。一生に一度だ。- ONCE IN A LIFETIME-」。

 W杯は確かに4年に一度やってくる。

 しかし”初開催”のW杯は、一生に一度しかやってこない。誰でも“初めて”は一生に一度しか体験することができない。

 スタジアムで味わう“初めて”の興奮と感動。

 それは大人にとっても子どもにとっても、掛け替えのない記憶になるはずだ。 〈了〉

【ラグビーワールドカップ公式ウェブサイト】

https://www.rugbyworldcup.com/

※1 ラグビーファミリー:(公財)日本ラグビーフットボール協会(JRFU) 登録チーム・コーチ・レフリー、スタッフ、JRFUメンバーズクラブおよびサンウルブズ公式ファンクラブの会員。

※2 ラグビーフレンズ:(公財)日本ラグビーフットボール協会登録チームのOB及びOG、トップリーグ2017-2018出場チーム所属企業の従業員・ファンクラブ会員。

※3 大会公式サポーターズクラブ会員:大会公式メールマガジン「ラグビーワールドカップ2019日本大会公式サポーターズクラブ」及び英語版大会公式メールマガジン「Front Row」購読者。

 

スポーツジャーナリスト

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める

多羅正崇の最近の記事