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【プレーオフ】通算1本塁打の9年目が代打逆転弾 キウムが韓国シリーズへ王手<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
代打逆転2ランを放ったイム・ジヨル(写真:キウムヒーローズ)

1勝1敗で迎えたプレーオフ第3戦は、場所をLGツインズの本拠地チャムシル球場から、キウムヒーローズのホームスタジアム、コチョクスカイドームに場所を移して行われた。

試合はキウムが3-4で1点を追う7回裏、2死一塁で代打のイム・ジヨルが初球をセンターバックスクリーンの左に運ぶ、2ランホームラン。5-4として逆転に成功した。

さらに続く3番イ・ジョンフも特大アーチをライトスタンドの外周壁面にぶつけ、2点をリードした。

6-4としたキウムは8回表、無死一、二塁のピンチを招くと、4番手のマウンドに左腕のキム・ジェウンを投入した。キム・ジェウンは最初の打者のピッチャー前バント小飛球をダイビングキャッチ。起き上がってすぐさま二塁に送球し、ダブルプレーを成功させて相手のチャンスの芽を摘んだ。

キム・ジェウンは9回も0点に抑えて、キウムが6-4で勝利。対戦成績を2勝1敗として韓国シリーズ進出に王手をかけた。決勝アーチを放ったイム・ジヨルはプロ9年目の27歳。今年8月にプロ初アーチを放ち、ポストシーズンではKTウィズとの準プレーオフでも一発を放っている。

プレーオフは5戦3先勝制。第4戦は28日に行われ、キウムが勝てば韓国シリーズへ。LGが勝てば逆王手となって決着は第5戦へと持ち込まれる。

◇10月27日(木)の結果

・プレーオフ第3戦

 キウム 6 - 4 LG(コチョク)

 勝:キム ドンヒョク

 敗:イ ジョンヨン

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「トゥサンが新外国人打者獲得」

トゥサンベアーズは新外国人選手として、前エンゼルスのホセ・ロハス内野手(29)の獲得を発表。これにより2019年から4シーズンプレーした、ホセ・フェルナンデス内野手(34)の退団が決定的となった。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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