【土浦市】洋菓子店なのに和菓子好きなシェフ自信作!「アンジュカレン」の土浦カステラと土浦あんこまき
知人にお土産としていただいてからというもの、すっかりはまっている「アンジュカレン」のお菓子。ケーキやマドレーヌ、クッキーなどの洋菓子はもちろん、和菓子も好きというシェフが創作した和と洋を融合させた“和洋菓子”も絶品です。
「天使が恋するお菓子」を意味する人気パティスリー「アンジュカレン」
土浦駅から車で約5分。富士崎町の信号を右折して国道123号線に入り、土浦第二小学校を過ぎた辺りの右側に「Ange Karen(以降アンジュカレン)」はあります。オレンジ色の軒先テントが目印で、建物の隣には駐車場も完備しています。
店内は広々していて、お目当ての商品が見つけやすいように工夫が凝らされています。入ってすぐ目の前と窓側にはさまざまな種類の焼き菓子が並び、その隣にはアイスクリームなどの冷蔵菓子、奥にはケーキなどの生菓子が並んでいます。
店名の「アンジュカレン」は、アンジュが「天使」、カレンが「菓恋」を表していて、「天使が恋するお菓子」という意味があります。種類が豊富で色彩もカラフル。天使じゃなくても、お店に行くだけでテンションが上がり、胸がときめきます。
和洋ミックスのお菓子が土浦土産として大人気!
本当にたくさんの種類のお菓子があるのですが、「土浦土産に買うなら」ということでおすすめしてもらったのが「土浦カステラ」(220円)。カステラというと通常は1本(1斤)で購入するものですが「アンジュカレン」ではひと切れずつ個包装になっているので、贈る人の人数や甘いものの好き具合で買う量が選べるのが魅力です。
見た目がシンプルなカステラですが、実はとっても手間暇がかかっていえるお菓子なのです。繊細な温度調整が必要な上に生地の中に入った気泡をなくしてきめの細やかな焼き上がりにするための泡切りの作業など、気の遠くなる作業の連続です。
「土浦カステラ」はしっとりとした食感も特徴のひとつで、この丁寧な作業のたまものともいえます。
プレーンとみその2種類の味わいがあって、みそ味は生地に「土浦小町みそ」を使っています。ほんのりとした甘じょっぱさがあとを引く人気商品です。
また、「アンジュカレン」では、「土浦カステラ」のほかに「バターカステラ」というカステラもつくっています。
カステラは、ポルトガルから伝わった焼き菓子を元に日本で独自に発展した洋菓子でいわば和製洋菓子。
「バターカステラ」はその名の通り、バターをたっぷりと使ったカステラで、卵黄も惜しみなく使っているため濃厚な味わいが楽しめます。和製洋菓子というよりも、洋菓子を味わうような感覚に近いかもしれません。
土浦土産でおすすめの品をもうひとつ、「土浦あんこまき」(各150円)です。
「土浦には城下町として栄えた歴史があるので、和菓子の食材を使ったお菓子を作ってみたかったんです」と話すのは、根本雅文さん。
大阪や東京の有名な洋菓子店で研鑽を積み、長きにわたっておいしい洋菓子作りに向き合ってきた「アンジュカレン」オーナー兼パティシエです。
洋菓子作りのプロである根本さんですが、実は和菓子職人になりたいと思っていたのだそう。その夢を和と洋を合体させたお菓子として実現させたのが「土浦あんこまき」です。
スポンジ生地に羊かんで薄い層をつくり、中央にあんがくるように巻いて作った“和製ロールケーキ”は、しっとりした生地の食感と甘さ控えめの味わいが美味。
通年で楽しめるつぶあん、こしあん、抹茶、ラムチョコのほか、栗やうぐいす、さくらなど季節限定商品も登場します。
ショーケースはまるでジュエリーボックスのような美しさ!
和菓子好きなオーナーの根本さんですが、本業はやっぱり洋菓子作り。ショーケースを彩るケーキたちはとても華やかで、きらきらと輝いています。
「アンジュカレン」のお菓子は、材料にこだわっているのも大きな特徴です。また「いろんなお菓子を作りたいから」と、定番よりも季節限定、数量限定のお菓子を多く取り扱っています。
「冬のこの時期なら」ということで教えてもらった人気のケーキがこちらの「苺のタルト」(520円)。
栃木県産の「とちおとめ」を贅沢に使ったケーキで、さくさくとしたタルトとしっとりとした甘み、適度な酸味が特徴的な苺、カスタードクリームのハーモニーがたまらなく美味!
2種類のチーズを使った「アンジュフロマージュ」(450円)も人気です。酸味とコクの両方を楽しめるボリュームたっぷりのケーキで、甘党の方じゃなくてもきっとすっきりと味わえる一品です。
「お菓子作りが面白くて仕方がありません」
甘い香りに満たされた店内は、まさにお菓子の山。先に紹介した土浦土産にぴったりの品から、季節感あふれるケーキのほかに、リーズナブルにおいしく味わえるお菓子もたくさんあります。
「お菓子を作り始めて今年で35年目を迎えますが、まだまだお菓子作りが面白くて仕方がありません」と根本さんは笑顔でそう話します。
訪れるたびに新しい発見がある「アンジュカレン」。バレンタインデーやホワイトデーを直前に控えたこれからのシーズンは、チョコレートやプチギフト商品も登場しますので、お土産やギフト探しに、また自分へのご褒美を見つけに出かけてみませんか。
<店舗情報>
Ange Karen(アンジュカレン)
住所:茨城県土浦市富士崎2-5-22 アルカンシエル1F MAP
電話番号:029-822-6621
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
駐車場:あり(無料)
支払い方法:現金、クレジットカード
ホームページ:https://angekaren.com/
Instagram:ange_karen.2008