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【土浦市】ごろっとした海苔の食べ応え、豊かな味わいにリピーター続出!小松屋「のりすけ」

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

あの国民的アニメの登場人物と同じ名前。海苔の佃煮だから「のりすけ」。遊び心がきいた海苔の佃煮は、今まで食してきた味わい、舌ざわりがまったく違います。「市販の海苔の佃煮と何が違うの?」その疑問にお答えするべく、詳しくレポートさせていただきます!

「小松屋」は大正5年創業の名店

「のりすけ」をつくる「小松屋」は、土浦駅西口から徒歩3分の好立地にある佃煮とうなぎのお店。三角屋根と赤い看板、大きな通り沿いに掲げられた「うなぎパワー」ののぼりが目印です。

TVや情報誌などでも多数取り上げられる「小松屋」。その人気の秘訣は、駅近で焼き立てのうなぎ蒲焼が味わえることや土浦土産にぴったりの佃煮がさまざまに揃っていること。そして、大正5年(1916年)の創業以来、4代にわたって受け継がれる伝統の味を楽しめることも挙げられます。

築地の海苔問屋と“日本一の海苔佃煮”作りを目指して

数ある商品の中で今回ご紹介したいのは「のりすけ」。2012年から販売している海苔の佃煮は「小松屋」としては比較的新しい商品になります。

「『のりすけ』は、小松屋の3代目と築地の海苔問屋の先代社長が“日本一の海苔佃煮を作ろう”と何度も試作を重ねて完成したものです。銀座の高級寿司屋に間口のある海苔問屋が海苔の香り、食感と素材に徹底的にこだわり、小松屋の先代は海苔の旨味を引き出す醤油や出汁の味わい、製造方法を追求しました」と話してくれたのは柳生剛さん。工場で佃煮の味の管理を行うだけでなく、店頭でうなぎの蒲焼も焼くパワフルな小松屋4代目店主です。

「のりすけ」は、食のプロが通う築地で多い時には1日600食を販売し、年間で2万食を販売するという大人気商品。その評判は口コミで徐々に広がり、農林水産大臣賞、水産庁長官賞、茨城県知事賞などの名誉ある賞を授与しています。

あぶった焼きのりをちぎってつくる「のりすけ」

「のりすけ」は手土産として買い求めやすい1パック595円。私は、朝ごはんのおともに冷蔵庫に常備しているほどの大ファンで、ぺろりと平らげてしまうほどのおいしさです。

お箸でひとつかみすると、ごろっとした手ごたえのようなものが感じられます。このごろっと感は「のりすけ」の特徴のひとつで、国産焼き海苔を手間暇惜しむことなく手でちぎって作っていることで実現されたもの。繊維の多い焼き海苔にあおさ海苔を合わせることで「海苔を食べている」という食感も楽しめます。

肝心の味わいはというと、これまた市販のものとは格段に違います。「小松屋」の佃煮は砂糖を控えめしているのできりっとした味わいが特徴です。また通常は発酵調味料を用いるところを、かつおや昆布の出汁を引いて仕上げているのできりっとした中に天然の旨味も感じられます。

ワンランク上の味わいを楽しめる「プレミアムのりすけ」

「のりすけ」人気に甘んじることなく、さらなるおいしさを追求して2023年に完成したのが「プレミアムのりすけ」(1080円)。「のりすけ」の食感はそのままに、お酒や醤油などの調味料により一層こだわった新名品です。

調味料の醤油は、土浦で作られる柴沼醤油の高級醤油「お常陸」が用いられています。また、清酒は水戸に拠点を置く明利酒類が「のりすけ」に最適なものに仕上げているそうです。

「のりすけ」に比べると、「プレミアムのりすけ」は醤油の味が濃く香り豊か。ごはんのおともとしてだけでなく、パスタなどに用いるのもオススメです。

「のりすけ」「プレミアムのりすけ」は、ともに「小松屋」店頭で販売しています。

手土産として贈ると「また買ってきて!」と希望されることが多く、私の周囲だけでもたくさんのリピーターがいます。

市販の佃煮海苔との違いをぜひ確かめてみてください。

きっとハマりますよ。

店舗情報

小松屋

住所:茨城県土浦市大和町5-3 (MAP

電話番号:029-821-0373

営業時間:9:00~19:30

定休日:無休(1月1日はお休み)

ホームページ: https://www.5028.jp/

Instagram:komatsuya_tsuchiura

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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