Yahoo!ニュース

ケルヒャーよりロボットの方が良い?窓拭きの最適解を徹底検証

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

家事を自分でやらないと気がすまないみなさんこんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。主婦・主夫の方々、自分でやることを増やしすぎて大変になっていませんか?

現在僕は4歳の長女と2ヶ月の次女をワンオペで育てています。日中は自分の仕事もあるので結構大変なんですが、ありがたいことに妻が育児に関して一任してくれてるんですよ。そのおかげで家事の結構な割合を自動化できているわけです。

窓拭きロボットも導入して4年目。日本全国探しても4年も前から窓拭きロボットの最適化に取り組んできた人はいないのでは?(笑)どこを手でやってどこをロボットに任せるべきか解説します。

主婦・主夫にとって家事が1つでも減るのは嬉しいこと。窓拭きロボットが苦手なことを補ってあげることで定期的な窓拭きも自動化できちゃいます。

窓拭きロボットで一番優秀なHOBOT-R3
窓拭きロボットで一番優秀なHOBOT-R3

頑固な汚れは落とせません

まずはロボットの選定ですが、筆者は断然HOBOT社製をお勧めします。中でも愛用しているのはコンパクトなこのHOBOT-R3。強力に吸着しながら回転するブラシでパワフルに汚れを落としていってくれます。

動いている姿が可愛いHOBOT-R3
動いている姿が可愛いHOBOT-R3

両面挟み込んで一気にやってくれるタイプや充電式のタイプも試してきましたが、僕としては有線式のこれが一番使えるという結論。他のものは掃除中にセンサーエラーで止まったり、ガラス挟み込みにコツが必要で厚さによってエラーが出たりと毎回ちゃんと動いてくれないことが多かったです。

挟むタイプはガラスの厚みによってはコツが要る
挟むタイプはガラスの厚みによってはコツが要る

一方HOBOTのロボットは388という古いモデルの頃から貼り付けて本体ボタンを押すだけで確実に清掃してくれる。ちゃんと動いてくれないと使うモチベーションが下がってくるのでここの信頼性は重要なポイントです。

以前のモデルは片側噴射式。こちらもよく働いてくれました
以前のモデルは片側噴射式。こちらもよく働いてくれました

四角いロボットも多いんですが、個人的にはこの楕円形の方が綺麗になる印象。四角だと回転運動などは起こらずにそのまま上下左右に動くだけなのでどうしても汚れの取れ方が物足りなくなります。

HOBOTにも四角モデルがあるけど、今のところ楕円モデルの方が好き
HOBOTにも四角モデルがあるけど、今のところ楕円モデルの方が好き

ただ、この楕円モデルでも頑固な汚れは取れません。これはしっかり押さえておきたいポイント。窓拭きロボットは汚れを取る、というよりは綺麗さを保つ、という使い方をした方が良いです。

このくらい汚れてしまうと完全には綺麗にならない
このくらい汚れてしまうと完全には綺麗にならない

あれ?ケルヒャーの方が綺麗になる?

最近話題のケルヒャーKV4とも比較してみました。こちらの製品はパッドが振動して拭き掃除を楽にしてくれるというもの。テーブルなどに使ってみるとかなり優秀で、手で拭きあげるよりも数段早くピカピカになります。

振動が強力なケルヒャーKV4
振動が強力なケルヒャーKV4

洗剤で湿らせながら拭くので汚れが落ちやすい
洗剤で湿らせながら拭くので汚れが落ちやすい

本体の500gという重さも絶妙で、持っても重くないけど自重で力がかかりやすいという構造。このおかげで横向きに使うのであれば抜群に綺麗になります。

テーブルなど横向きの平面では抜群の威力を発揮
テーブルなど横向きの平面では抜群の威力を発揮

ただガラスや鏡など縦向きに使うパターンでは威力が発揮されない場面も。縦向きでは自重が働かないのでてでしっかり押さえる必要がありますが、振動が強くて浮いてきてしまうこともしばしば。縦向きの平面に関しては拭き跡の残り具合や綺麗になる度合いなど、HOBOT-R3の方が良さそうです。

一方縦向きの平面では力が逃げてしまうので自ら吸着する窓拭きロボットに軍配
一方縦向きの平面では力が逃げてしまうので自ら吸着する窓拭きロボットに軍配

頑固な汚れは先に浮かせておけばいい

試行錯誤した結果、窓掃除を自動化するには頑固な汚れを浮かせておけば良いという結論に。アルカリ電解水など、泡立たないものを先にスプレーして汚れが取れやすくしておけばロボットが効率よく綺麗にしてくれます。

汚れを先に浮かせておけばロボットだけで十分綺麗になる
汚れを先に浮かせておけばロボットだけで十分綺麗になる

クリーニングクロスは大量に付属してくるうえに取り付け枠も予備があるので、汚れがひどい時はどんどん取り替えて綺麗にしていきます。

大量にクロスが付いてくるのもありがたい
大量にクロスが付いてくるのもありがたい

せっかくロボット本体にスプレーが付いているのに意味ないじゃん!という方もいると思うんですが、本体のスプレーは例えるなら人間が「はぁーっ」と息をかけて磨く時の感じ。拭き跡が残らないことを重視していてあくまで磨き上げ用と捉えましょう。普通ならアルコールでも入れない限り拭き跡が残りそうですが、超音波式の極微細スプレーは専用の洗浄液でも跡が残らないクオリティに仕上げてくれます。

結構湿る割に跡が残らない
結構湿る割に跡が残らない

あとは定期的に使って綺麗さを保つ

最初に言った通り、基本的に窓拭きロボットは綺麗さを保つ活用が吉です。なので頑固な汚れを落としたあとは3日おきとか、週1とか、定期的に使うと良い。

頻繁に使って綺麗さを保つイメージで
頻繁に使って綺麗さを保つイメージで

現在木村家では縦向きの平面はHOBOT、横向きの平面はケルヒャーでほぼ自動化できてます。いやぁ窓が綺麗っていいですよね。うちは狭小住宅なのもあって鏡も多い。子供がなぜか舐めたりして掃除が大変だったんですが、今はストレスゼロになりました(笑)

ロボットを取り入れるだけでなく、特徴を把握して使うのが大切。みなさんもどんどん家事を自動化して自分時間を増やしてみては?

公式サイト・ストア
HOBOT JAPAN
HOBOT-R3

質問やご意見、これレビューしてほしい!のリクエストはぜひTwitterのDMから送ってください。
著者SNS
Instagram: ヒデ-兼業主夫の日常@hidenori.kimura
Twitter: ヒデ-ただの兼業主夫@hidenorikimura
YouTube: 新きむら家@rekimuras

テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベ、沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

木村ヒデノリの最近の記事