こんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。変形するスーツケースは想定外でした。

　このVELOはSサイズから約2倍のサイズまで伸縮する画期的なスーツケース。荷物が少ないうちはコンパクトに、お土産などを買った後は大きくして収納、といった使い方もできちゃいます。

　さらにこれまで出張用と旅行用の2サイズ保管していたものを1つにまとめられる、といった恩恵も。実際の使用感をもとにレビューしていこうと思います。

まずスーツケースとしてのクオリティが高い

　今回のVELO Hyper Editionはこれまで多くのユーザーが利用してきた中で出てきたデメリットを改善した第２弾製品です。対荷重50kgを誇るほか、ハンドルや可変部など弱くなりがちなところが強くなりました。

　また、ファスナーもより強固になっているので、旅行などで多少無理やり詰めこむ時なども安心です。

　さらに、360度静音ホイールが採用されているので、引いて歩く以外に横に携えて歩くこともでき非常に便利です。引いて歩くタイプが好きという意見も聞いたことがありますが、個人的には狭い改札などでもさっと通れるし、縦向きにも進められるので360度ホイールの方が好みです。

　伸縮という奇抜さに目がいきがちですが、重くても非常に滑らかに動いてくれるVELOはまずスーツケースとして非常に優れている印象を受けました。

伸縮は3パターン、様々なシーンで利用可能

　サイズは3パターンあり、一番小さい状態では機内に持ち込みができます。最大サイズは72Lと約2倍の大きさになるので、旅行から帰る際に荷物が増えても安心感がありますし、出発時に余分に大きなサイズのスーツケースを持っていかなくて済むので便利です。

　前述したように持ち手がしっかりしているので、小さいサイズから大きいサイズまで安定して持ち運ぶことができます。

　また、本体重量も4.7kgと非常に軽いので、中身が入っていない状態で取りまわしがしやすいのも特徴です。

収納がめちゃくちゃ楽

　とにかく省スペースになることも利点です。今まで2つ持っていたスーツケースを1つにまとめられれば1つ分スペースが空きますし、VELO自体も縮めて収納すればかなりコンパクト、かつ重量も軽ので楽ちんです。

　伸縮しない横幅もコンパクトなので、車などに載せやすいのも特徴。全体的に大きくなってしまう他のスーツケースに比べ、縦に伸びるだけのVELOの方が汎用性が高く感じました。

収納力はかなりある

　大人2人、子供2人の4人でキャンプに行く時に服を詰めてみましたが72Lにしておくとかなり余裕がありました。

　間仕切りは上下が分かれており、ポケットもついているのでバッグインバッグなどを使わなくてもそこそこ整理して収納できてよかったです。

大きなスーツケースは処分を検討中

　海外旅行用に家族で1つは大きなスーツケースを持っておかなきゃな...とは思いつつ、今夫婦で2つ持っているうち1つはVELOが来てくれたことで処分を検討しています。

　スーツケースの保管場所ほど無駄なものってないですもんね。苦笑

　VELOはブラックとシルバーの他に、ツートンも選べます。色々なところにぶつけそうなことを考えると黒がいいのかな...とも思ったんですが、私はシルバーにしました。色的に収納時も圧迫感が減って良いです。

　最初は伸縮する奇抜さだけのスーツケースなのかな、と疑っていましたが、そこはさすが第２弾ということでしっかりと実用に耐えうるレベルの良い製品でした。年末年始の帰省でも使っていこうと思います。