WBAミドル級タイトルマッチ決定!
キューバから亡命した41歳のサウスポー、現WBAミドル級チャンピオンのエリスランディ・ララが、スーパーライト、ウエルターと2階級を制したプエルトリカン、ダニー・“スウィフト”・ガルシアの挑戦を受ける。
WBA/WBC/WBOスーパーミドル級タイトルマッチ、サウル・”カネロ”・アルバレスvs.エドガー・ベルランガ戦のセミファイナルで雌雄を決する。
ニューヨーク、ロスアンジェルスで行われた記者会見での両者の言葉をお届けしよう。
まずは、チャンピオンのエリスランディ・ララ。
「この試合を成功に導いてくれる我がチームの全員に心から感謝しています。9月14日にリングに上がって、ファンの皆さんに会うことが待ちきれません。プエルトリコ対キューバ!嬉しいですね。
ずっとダニー・ガルシアのことを考えていました。ホセ・ベナビデス・ジュニア戦を見ましたが、彼は複数の階級で活躍した偉大なチャンピオンです。彼は強い。これはボクシングファンが目にすべきファイトです。
私は現役の世界チャンピオンです。引退するまでその地位は変わりません。素晴らしい試合になるでしょうね。100%準備は出来ています。リング内外で常に集中しているからこそ、今のポジションにいます。私は100%勝者になります。どんな展開になっても、私はリングに上がり、自分がやるべきことをして、勝利を手にする」
ダニー・ガルシアも言った。
「これは俺にとって歴史的な試合だ。3階級制覇はずっと夢だった。ララという厳しい相手を迎えるが、9月14日を煌びやかな夜にする。俺は夢を追いかけている。自分が望むものを手に入れるまで、決して止まらない。自分がトップファイターだからこそ、ここにいる。
ララ戦は、望んでいた試合だ。彼はタイトルを持っており、それこそが、自分が狙っているものだ。ララは私の名前を使いたいし、私も彼のタイトルが欲しい。互いに理にかなっている。歴史を作ってみせる。
ボクシングは精神がカギとなる。心を込めれば何でも出来る。自分はそう信じている。体重は単なる体重で、ボクシングはスキルと意志がモノを言う。ラウンドを重ねて疲労を感じる折に重要なのは、どちらが固い意志を持っているかだ。
復帰を辛抱強く待ってくれたファンの皆さんに感謝したい。ララ戦は厳しい仕事になる。偉大さを追い求めているよ。伝説の夜となるだろう。俺はいつも、自分より大きな相手とスパーリングをしてきたし、160パウンドまでいけると思っていた。体格差はまったく関係ないと思う」
挑戦者はミドル級で通用するのか。身長はそれほど変わらないが、リーチは17cmもの違いがある。
さて、どんな一戦になるか。