幼児型ラブドール購入で6か月の懲役 ノルウェー初の事例
ノルウェー国営放送局NRKによると、子どもを連想させるラブドールを購入した23歳のノルウェー人男性が6か月の懲役を言い渡された。
幼児・小児に性的嗜好・性的欲求を抱く小児性愛者(ペドフィリア)の犯罪を助長させるとして、ノルウェーではラブドール輸入増加は議論となっていた。
子どものような形のラブドールはノルウェーの空港で税関により押収されるケースが多発しており、地元の警察は警報を鳴らしていた(参考例:ノルウェー国営放送局NRK)。
有罪判決を言い渡された男性のラブドールは税関が警察に通報したもの。警察が男性のアパートを捜査したところ、性的暴行に関連する1606枚の写真、26の動画が発見された。
法廷では男性は人形の購入には1万ノルウェークローネを払ったとし、「自分のしたことは愚かで、罰を受ける準備はできている」と証言した(NRK)。
男性は16才未満の少女らにも動画撮影をしたり、アプリSnapchatを通じて不適切なメールを送信していた。
性的だとされる子ども型ラブドールの購入が有罪判決の理由のひとつとなったのは、ノルウェーでは初の事例。ラブドール輸入がトレンドとなりつつあるとされている地元では大きく報道されている。
男性の弁護士は、「ラブドールばかりがメディアで注目を浴びているが、判決の主な理由は人形ではない」としている。
Text: Asaki Abumi
Pohto: Tolletaten 写真はノルウェー税関より許可を得て掲載