1試合に7本のホームランを打って負けたチームは、エンジェルス以外にもあるの!? 大谷翔平は2本塁打
8月4日の試合で、ロサンゼルス・エンジェルスは、6人が計7本のホームランを打った。大谷翔平が2本だ。試合は、7対8でオークランド・アスレティックスに敗れた。
スコアからわかるとおり、エンジェルスのホームランは、すべてソロだ。1イニングに2本以上もなし。1回裏に大谷、2回裏にカート・スズキ、3回裏にテイラー・ウォード、4回裏にジョー・アデル、6回裏にジャレッド・ウォルシュ、7回裏に再び大谷、9回裏にミッキー・モニアック。スコアボードには、バイナリーのように0と1が並んだ。1、1、1、1、0、1、1、0、1だ。
ナ・リーグとア・リーグにおいて、1試合に7本のホームランを打ちながら敗れたのは、ベースボール・アルマナックによると、エンジェルスが延べ6チーム目だ。1995年5月28日と2004年8月8日のデトロイト・タイガース、2016年6月25日のシカゴ・ホワイトソックス、2020年8月12日のトロント・ブルージェイズ、2021年7月28日のミネソタ・ツインズに続く。8本以上を打って黒星はないという。また、今回のエンジェルスと同じく、6年前のホワイトソックスも7本すべてがソロだが、ホームラン以外で1点を挙げている。
エンジェルスで最後の打者となったのは、大谷だ。9回裏、2死一塁の場面で打席に立ち、ここでもホームランを打てばサヨナラだったが、内野フライに仕留められた。大谷のマルチ本塁打は、今シーズン5試合目、メジャーリーグ通算11試合目。どの試合も、1試合2本だ。
なお、エンジェルスの1試合7本塁打は球団記録。2003年6月4日に並ぶ。19年前は、ギャレット・アンダーソンが3本、ジェフ・ダバノンが2本、ブラッド・フルマーとトロイ・グロスが1本ずつ。11対2で勝利を収めた。メジャーリーグ最多は、1987年9月14日にトロント・ブルージェイズが記録した、1試合10本塁打だ。