塾なし家庭学習7年目。リビング学習を続けるための「小さいけれど、大事なコツ」
わが家には中学生から保育園児まで4人の子供がいます。上の子たちは、中学1年生と小学校4年生です。2人とも、小学校に入学してから今まで、塾には通わず、家庭学習で進めています。
教育費は、かけようと思えば青天井です。どこまでかければ分からない費用のひとつと言えます。収入に対して教育費にかける割合は各家庭それぞれだと思いますが、わが家の場合、目指しているのは「最小限のコストで最大限の効果」です。家庭学習用のドリルや参考書は良いと思ったら書店やオンラインで即購入しますが、塾通いは必要最小限にしたいと考えています。今のところ家庭学習で、小学校、中学校と成果も出ているので、少なくとも高校受験まではずっと家庭学習オンリーで進める予定です。
さらに、学習机は持っていません。子供たちは、リビングにあるダイニングテーブルでリビング学習をしています。宿題も家庭学習も、もっぱらダイニングテーブルで。学校から帰宅したらテーブルで宿題と家庭学習。夕飯を食べ終わった後は、テーブルをさっと片付けて、家庭学習の続きをします。リビング学習を7年間、毎日続けてきた「小さいけれど、大事なコツ」をご紹介します。
それは、「使うものは、使う場所に置いておくこと」。具体的には、家庭学習で使うシャーペンや消しゴム、デスクライト、ドリルや参考書は、「3歩歩けば出し入れできる」ように、リビングに収納していることです。
リビングの一角に家庭学習に使うものを置いておけば、さあ学習を始めようと思った時に、すぐ教材を手に取れます。その日の学習を終えた時も同様に、さっと片付けられる。学習用ライトも、ペン立てもドリルも、そばに置いてあるので思い立ったら使い始めることができます。たったこれだけのことですが、7年間見守ってきた中で、この「手に取りやすさ」はとても大事なポイントだと思っています。
使いたい時に、すぐ取り出せる。片づけようと思ったら、すぐ片づけられる。出し入れにストレスがないことで、家庭学習を始める時に、躊躇する時間と手間がないのです。違う部屋に収納することももちろん可能ですが、その部屋から持ってくる、片付けるとなると、すこーしだけ、かかる時間と手間が増える。たったそれだけなのですが、家庭学習を続けるには、思う以上の壁になるのです。
リビング学習のメリットのひとつは、子供が集中して取り組んでいるかどうか、親が見守りやすいところと言えます。家庭学習、リビング学習に関心のあるご家庭は、ぜひリビングに「家庭学習セット」を置いてみてください。使うものがストレスなく出し入れできるって、思っている以上に「続ける」ことに大きな影響を与えているものですから。
文・写真 ベリー
60平米賃貸マンションで4人の子供を育てるフルタイムワーキングマザー。夫婦双方の実家から遠く離れて住む核家族。ブログ「ベリーの暮らし」(外部リンク)を毎日更新。家事やごはん作りをなるべくラクに。教育費を抑えつつも成績上位を目指した塾なし家庭学習7年目の日々を綴っています。
Instagram: berry.kurashi(外部リンク)