昔は、北海道でエアコンがついている家に住んでいる人なんて、自分の周りには誰一人いなかったような。

筆者の家には今もありませんが、さすがに今年の猛暑はキツイですね。

お店だって、昔はエアコンがついていないのが当たり前でした。今では付いているお店の方が多いですが、古くから営業しているお店に行くと、ときどきエアコンが無いことがあります。

前置きはさておき、今日ご紹介するのは流通団地2条４丁目にある『美登利 流通団地店』です。

初めての訪問ですが、お店の入り口が全開。この時点でエアコンが無いことを覚悟しました。

店内は4人掛けのテーブルが3つと小上がりに4人掛けの卓が4つ、他にカウンターに3席ほど。

なぜか店内に自転車が置かれています。

1973（昭和48）年の創業だそうですが、長く営業しているといろいろな置物が増えるんでしょうね。昔はどの家庭でも飾られていた木彫りの熊やアイヌの置物も、今では懐かしいですね。

多い時には旭川市内に10店舗ほどのれん分けされていた「美登利」ですが、今年5月に「一条店」が閉店してしまい、現在残っているのは「五条店」と大雪通にある「新旭川店」、そしてここ流通団地店の3店だけになってしまいました。

「美登利」はお店によって若干メニューが異なりますが、『美登利 流通団地店』はカレー推しなのか、ウインナーカレーライスや目玉カレーライス、ナスカレーライスなど種類が豊富ですね。

カレーライスが気になりながらも注文したのは「玉子丼セット」。

横に長い蓋つきの器に入って登場しました。

蓋を開けると中央にそばつゆと薬味、右にざるそば、左に玉子丼が入っています。

この器。そばは良いんですが、器を持ち上げて食べられないので、ご飯ものはかなり食べづらいんです。汁気が多めの丼ものは、丼を持ってかきこみたいですよね。

食べづらいのは別にして、味はさすが老舗。安定の美味しさです。

食後にはコーナーをサービスで出してくれましたが、これがホット。

最初に出てきたのもお冷ではなく熱いお茶。30度超えの真夏日にエアコンの無い店内で、申し訳ないですがコーヒーには口をつけられませんでした。

次回はもう少し涼しくなってから伺いますね。