婚活ナメてる? 現実を見ないタイプの40代だから? アジアン隅田さんの婚活ネタに苦言を呈します!
お笑いコンビ「アジアン」の隅田美保さんがテレビ番組で、ご自身の“婚活”の話をされたそうです。
隅田さんは婚活する中で、行きつけのお店でタイプの男性にLINEを聞く(「ケータイ忘れた」と断られる)、かっこいい郵便配達の男性に期待(名前の美保を“よしやす”と呼ばれ撃沈)などの体験をされたとのことです。
それにしても、なぜ隅田さんは、婚活サイトを毛嫌いするのでしょうか。
衝撃! 婚活サービスを使わなくても結婚できると思う40代の割合は、より若い30代より多い
まずは以下のグラフをご覧ください。
婚活実態調査2017(リクルートブライダル総研調べ)が調査した、「婚活サービスを利用しなくても結婚できると思う」人の年代別割合です。
ちなみにリクルートブライダル総研の定義する婚活サービスとは、「結婚相談所」「婚活サイト・アプリ」「恋活サイト・アプリ」「婚活パーティ・イベント」の4サービスのことです。
最新の2017年調査によると、20代は39.3%、30代は23.3%が「婚活サービスを利用しなくても結婚できると思う」と回答しているのですが、40代は30代より多い29.1%がそう思っているとのこと。
2016年調査との比較を見てみると、20代は6.8%、30代は13.2%も大きく減少した(婚活サービスを利用しなくても結婚できると思う人の割合が減った)のに対し、40代の減少は最も少ない4.0%。
40代の婚活への意識は、20代や30代と比べて、婚活サービスが結婚相手を探す手段として定着したと思われる現実に目を向けていないように見えます。
42歳の隅田さんは、「婚活サービスを利用しなくても結婚できる」と思っている29.1%にあたる、“現実に目を向けていない”40代の中のひとりなのです。
結婚相談所で出会って結婚が一番多い・・・今や4割が婚活サービスを利用して結婚!
婚活サービスを利用しないで結婚することを、隅田さんのように「運命的な出会い」とか「自然な出会い」と呼ぶ方は多いです。
では、どれぐらいの人が婚活サービスを使って“自然でない出会い”から結婚しているのでしょう?
婚活実態調査2017で「実施(利用)した婚活によって、結婚した人の割合」を調査した結果ですが、最も割合が高いのが、結婚相談所。25.3%が結婚相談所で出会い、結婚しています。
恋活サイト・アプリが20.5%で続き、婚活パーティ・イベントに参加(18.7%)、婚活サイト・アプリ(17.2%)と続きます。
全体で39.4%もの人が、婚活サービスを利用して結婚相手と出会う中、隅田さんのように合コンで出会うのは13.2%。
決して高い確率の婚活方法とはいえません。
ましてや、独身かどうかもわからない郵便配達の方との出会いを期待するのは、はたして婚活と呼べるのかどうかも、疑問です。
婚活サービスは今や結婚したい人が当たり前に使うもの、毛嫌いせずやってみればいいのでは?
隅田さんに対して、あえて厳しいことを書きましたが、それには理由があります。
婚活サービスを否定するような発言を、メディアの場で、安易にしていただきたくないのです。
隅田さんの体験は、隅田さんだけのものです。
婚活している男性のほとんどが、嘘を言ってアドレスを教えなかったり、女性の名前を男性の名前に読み間違えるわけではありません。
婚活サービスは、婚活実態調査2017によると今や約4割の方が利用していて、結婚への出会いを求めてこれからも多くの方が利用していくサービスです。
40代でも50代でもそれ以上でも、婚活サービスで婚活している方は数多くいらっしゃいますし、そこで出会い、結婚している方も多いのです。
もし隅田さんが婚活経験を披露されるのでしたら、まずは婚活サービスを利用してみていただきたいのです。
「婚活サービスをやってみたらこうだった」なら、婚活体験談として成り立つと思います。
でも、婚活サービスを利用もせずに、自然でない、運命的でないからと否定するのはいかがなものかと。
そして、ご自身の体験した、本当に婚活と呼べるかどうかもわからない活動をネタにして、「(婚活で)出会った衝撃的な男たち」と受け取れるような記事にされるような言動は、できれば避けていただきたいのです。
苦言を呈するだけではプロとして申し訳ないので、次回、隅田さんのような40代の婚活がうまくいく方法を、40代を高確率で成婚させてきた実績からお伝えしたいと思います。