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東京都台東区/浅草「カレーライスたんぽぽ」で味わう生姜+蓮根のキーマカレー&和風デリの優しい味わい。

デヤブロウ街歩きWebライター(東京都台東区)

 今回は浅草のカレーライス専門店「カレーライスたんぽぽ」をご紹介。
 浅草寺の雷門から並木通りを進み、途中で路地裏に入った所で現れるのが、こちらのカレーライス屋さん。その名物はショウガとレンコンをたっぷり使った黄色い和風キーマカレーで、浅草駅〜雷門近辺の喧騒からも少し離れた位置にあり。ゆったり美味しいカレーを食したい時にオススメです。

◆シンプルで落ち着いた和テイストな店内でカレーを賞味

 「カレーライスたんぽぽ」は、浅草などに店舗を持つ大盛りスパゲッティー屋「カルボ」さんが、新業態として2022年11月に開店されたお店です。

 外観はご覧の通りシンプルなもので、白い暖簾も相まって、清潔感のある和風テイスト。カレーライスという字が無ければ「お蕎麦屋さんかな?」と思ってしまいそうです。

 メインメニューの立て看板もあります。つけ合わせの和風デリがたくさん乗った和ミールス(1,200円)が美味しそうですね!

 入り口のガラスには和ミールスの内容(月替わり)を紹介するポップも。暖かな手書きが可愛く、こちらも興味と食欲をそそってくれます。

 店内はカウンター席とテーブル席がいくつか。席数もインテリアもかなり質素ながら、オリーブ色の壁面がどことなく和風の侘び寂びを感じさせ、気持ちを落ち着かせてくれます。行きがけにカレーをサッと食べたい時に良さそうです。

 ここの注文方法は入り口の券売機で食券を買うタイプ。和ミールスの券を購入して店員さんに渡すと、「付け合わせはキャベツのサラダと、タルタルらっきょう、どちらにしますか?」と聞かれました。「タルタルらっきょう…??」と聞き慣れない語感に興味を持ったので、こちらをチョイスしました。

 なお、席で頼めるドリンクメニューもあります。

◆懐かしく優しい味わいのカレー&デリ&らっきょう

 しばらく待っていると運ばれてきたのが、こちらの和ミールス&タルタルらっきょう。

 カレーは入り口の紹介ポップに書いてあったとおり、人参おかかチーズ、コーンバター、こんにゃく甘露、大根菜煮浸し、福神漬、きのこガリポンが乗っており、彩り華やかです。

 キーマカレーのショウガとレンコンはかなり細かく刻まれており、ルー自体も油感は控えめでサラサラ寄り。優しく舌と胃腸に染みるスパイスと、和風ダシがきいた味付けも良く、上品ながら懐かしい味わいです。心身が疲れ気味な時に、こういうものを食べたくなりますね。

 一緒に乗っている和風デリもどれも調理と味が丁寧で、そのまま頂いてよし、ルーやライスと一緒に口に運んでもよしで、食べていて飽きさせません。個人的にはこんにゃく甘露が味・食感ともにベストで、これだけでもご飯が進みそうでした。

 タルタルらっきょうの方は、食べる前は「ラッキョウ丸ごと+濃い目のタルタルソース」というのを想像していたのですが、出てきたのは小さく刻まれたラッキョウに控えめなタルタルソースが和えられたもの。らっきょうの酸味や甘味、タルタルのコクにクドさは感じず、しっとり&しっかりな和風テイストで味わっていられます。

 「カレーライスたんぽぽ」は和風テイストのカレーが美味しいだけでなく、デリの細やかな味付けに優しさも味わえるお店です。浅草観光でちょっと疲れた時に寄り道してみてはいかがでしょうか。

カレーライスたんぽぽ
【住所】東京都台東区雷門2−6−11
【最寄駅】東京メトロ銀座線・浅草駅2番出口から約4分
【営業時間】平日/10:30〜17:00(LO) 土日祝/11:30〜14:30(LO)
【定休日】火曜日
【電話番号】03−6826−9244
【リンク】ホームページInstagram

街歩きWebライター(東京都台東区)

カフェ・居酒屋探し、博物館・美術館見学、銭湯巡りや寺社探訪など、都心部の街歩きが大好き!特に都内で暮らし始めた頃に住んでいた浅草近辺、博物館・美術館が沢山ある上野界隈など、台東区内を月に2~3回は散策しています。東京23区でも面積最小ながら、歴史と見所が詰まった台東区の魅力を積極的に発掘・発信していきます!

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