【京都市上京区】北野天満宮のお膝元商店街で開催の市場で見つけた新規開店の居酒屋がめちゃ美味かった!
店舗を持たず、道端で立って商いをしていた呉服商や絹商人たちに由来すると言われる 中立売通は、平安京の正親町小路(おおぎまちこうじ)にあたります。千本中立売から七本松中立売までは、北野商店街となってアーケードが設置されています。そのアーケード街で2023年4月23日に開かれていた「きたの参道市場」を訪れました。
「みたらしや千手堂」では、昔ながらの豆大福・よもぎ餅にみたらし団子、京わらび餅などが店頭で売られています。コスパ抜群で人気なのがあっさりヘルシーな豆乳ドーナツです。
店舗前での出店は昔の振売りを思わせるようです。「Bijou Fleur」は、ハーバリウムの色とりどりのボールペンやディフューザー、アクセサリーなどを出店。京田辺から出店した「KyoKosFactory」は本場徳島から取り寄せたすくも藍を使い、大原の里で学んだ技術で天然藍染の手ぬぐい、マフラータオルなどを販売されていました。
北野商店街には新しい飲食店の出店が続いています。2022年の6月にオープンしたインド・ネパール料理専門店「ゴルカダーバー GORKHA DURBAR KYOTO」からは本格的なインドカレーが出されました。
2023年4月22日にオープンしたばかりの居酒屋「お酒とお料理 OMACHI」は、菅敏行さんと彩子さんの仲睦まじい夫妻が店を開きました。大きなガラスの玄関から入ると開放的な空間は丸テーブルで囲まれ、すでに地元の人たちが楽しく集っていました。
気に入ったTシャツのロゴをそのままのりで店名にしたというおちゃめな彩子さんにお話を聞くと、「河原町の人気飲食店で20年修業した敏行さんは、明治37年創業の鳥松鶏肉店の鶏肉始め、季節の野菜、旬のタケノコなど、地元商店街の食材を活かして調理している」のだそう。鳥松の手羽元と胸の間にある希少部位のふりそでを使った唐揚げは、ももとささみの間のような食感でめちゃウマでした。!
旬のシャキシャキ春キャベツと新鮮なカタクチイワシの頭と内臓を取り除き、たっぷりの塩で漬けたアンチョビのマヨネーズあえ、手羽肉のうま揚げのオマチキ、旬のタケノコなどどれも体に優しい薄めの味ですが、しっかり美味い!
彩子さんは、「昔ながらの商店街であまり歓迎されないかなとの不安もあったんですが、そんなこと全然なくて、オープン前から、みなさんがほんとに温かくって、この地で末永くやっていけたらと思うんです」と語ってくださいました。
午後から開いているので、昼のみ大歓迎だそうです。北野天満宮に参拝したら、ぜひ立ち寄ってみてください!
「お酒とお料理 OMACHI」京都市上京区七本松通一条下る三軒町65−32 北野ハイツ102