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【河内長野市】楽しくお腹の脂肪をダイエット!西高野街道にあるグローブ空手の拳心會舘はママにも人気です

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

格闘技と言えば、かつては武術のひとつとして敵と戦うための手段として用いられていました。やがて近代兵器が登場してからは、ルールが定められたスポーツの扱い。そして、もうひとつ、格闘技の激しいトレーニングがダイエットなどの健康維持の手段としても注目され広まっているといいます。

もちろん、河内長野にも格闘技の道場があります。今回はグローブ空手(キックボクシング)の道場に行ってきました。場所は南海千代田駅の近く、千代田ショッピングセンターの脇、西高野街道を歩いたところにあります。

タイのチェンマイにあるムエタイ競技場
タイのチェンマイにあるムエタイ競技場

キックボクシングと言えば、似たようなスポーツでムエタイがありますが、調べるとムエタイはキックボクシングに加えて膝、肘技までの攻撃ができるとのことなので、似て非なるものです。

西高野街道をしばらく歩いていくと「ミット打ち専門店」と書いた看板が見えてきました。今回は、ある道場の生徒さんとのコンタクトに成功し、その人にお願いして道場を見学させていただくことになったのです。

こちらです。拳心會館さんは、グローブ空手(キックボクシング)の道場です。

そして拳心會舘は、富田林出身でK-1アマチュア全日本王者の原田翔貴(はらだとき)選手(外部リンク)も所属している道場です。

K-1アマチュアの全国大会優勝者が所属している道場なので、少し怖いイメージがあります。私もいつも前を素通りしていたのですが、今回初めて中に入るとイメージが少し違います。女性ばかりによる自主練習が行なわれていました。

平日の午前中ということもあり、参加しているのはママ世代の女性たち。もちろん夫婦喧嘩に勝つために鍛えているのではありません。あくまで健康やダイエットを意識して参加しています。

道場内にはサンドバッグがぶら下がっています。まさしく格闘技道場という感じですね。

そして練習が始まりましたが、想像以上に激しい動きが繰り返されて驚きました。

キックの破壊力は凄そうですね。

静止画像では限界があるので、少しだけ動画に撮ってみました。

と言っても、ときおり笑顔が見えて楽しそうです。このトレーニングを始めて何か変化はありましたかと質問してみると、みんな口をそろえて、体重は減っていないのに、お腹まわりの脂肪がなくなっていったと!食事制限など大変なダイエットをしてもなかなか減らないところなのに、すごい効果です。

これはぜひ、たまたまこの日不在の道場主の方のお話を伺おうと思いましたので、その場で連絡とをってもらい、後日道場主の方のインタビューを行うことになりました。

ということで日を改め、インタビューをするために拳心会館に再訪しました。当日応じてくださったのは代表の横山繁文さんと副代表の横山龍文さんです。

代表の横山繁文さん(左)と副代表の横山龍文さん(右)
代表の横山繁文さん(左)と副代表の横山龍文さん(右)

おふたりは御兄弟で、大阪狭山市出身。繁文さんは5歳から空手を習い始め、弟の龍文さんもその様子を見て空手を習い始めたとのこと。

ここで、空手について軽くおさらいしましょう。調べると空手(空手道)は、もともと琉球王朝の拳足による打撃技が発祥とされており、そこに日本の剣術(薩摩示現流)の影響を受けたとのこと。日本の本土に本格的に入ってきたのは大正時代になってからなのだそうです。

沖縄で手(ティー)から唐手(とうで・からて)を経て空手になったそうですが、空手ひとつとっても様々な流派やスタイルがあるそうで、大きくは寸止め空手の伝統空手と直接打撃制のフルコンタクト空手に分かれているとのこと。

グローブ空手はフルコンタクト空手の一種で、1974年にアメリカで創立したというプロ空手協会(アメリカのキックボクシングの老舗道場)の流れを組む流派です。そのためグローブをつけて蹴りを行うグローブ空手は、実質的にはアマチュアキックボクシングになるそうです。

中を見ると利用上のマナーについての注意書きがあります。特に携帯電話や大声での会話は控えてほしいそうで、道場に通う際の歩き方も注意して欲しいとのこと。

特に子どもにとっては、挨拶のなどのマナーについて細かい注意が記載されています。

さて、代表の繁文さんは20年以上前から空手の指導員として活躍されていたそうです。当初はサークルのように始め、教室を借りて大学生や一般の人、子どもたちに指導を続けていました。

生徒が100人集まったタイミングで、およそ14年前の2010年11月に道場を開いたそうです。公式ページ(外部リンク)によると、現在の道場生徒数256名で、延べ3,000人以上の生徒を指導したとのこと。河内長野の本部の他に狭山、富田林、藤井寺に支部があります。

副代表の龍文さんはサラリーマン経験を経て、兄の繁文さんとともに道場の指導員として多くの道場生徒を指導します。

繁文さんは、格闘技の道場と聞くと怖いイメージがあるものの、選手として試合に出るのは2割程度。大多数の人はダイエットや筋トレなど、体を鍛えながらストレスを発散してもらい、心の解放を行っている方々なので、気軽に入門して欲しいそうです。

道場生徒のうち女性が4・50人いるそうですが、平日のお昼はほとんどが女性で、夜になると男性が多いそうです。

「体験してみませんか」と言ってくださったので、論より証拠とばかりに体験してみることにしました。まずは軍手をはめます。

そしてグローブをはめました。私は本当に未経験でグローブのはめ方すら知らないのですが、それでも問題ないかと聞けば「大丈夫です」とのこと。実際にその人個人のペースに合わせてプログラムが作られるので、普段運動をしない人も安心です。

ということで実際に体験してみました。代表と副代表という御兄弟が丁寧に指導をしてくださいます。道場生徒から見たらなんと贅沢なことでしょう。

静止画だけでは伝わらないので、初心者すぎて少し恥ずかしいですが動画にしました。

ほんの10分にも満たない体験でしたが、実際に行なってみると、それだけの短時間でもストレスが発散でき、全身運動になることがわかりました。そして無になれるので、またやってみたくなるような爽快感があります。

画像提供:拳心會舘
画像提供:拳心會舘

子どもは4歳から参加可能で礼儀作法も教えるとのこと。青少年健全育成として子どもの見えない根っこの部分をしっかりと育てたいということで、身体に加えて心の土台作りを重点に置いているそうです。12歳までは空手衣が必要です。

画像提供:拳心會舘
画像提供:拳心會舘

才能のある子供に試合に出るように伝えるかどうか聞いたところ「声はかけるが強要しない」とのこと。あくまで本人の気持ちに任せており、志願すれば試合に向けた指導をするそうです。実際にプロまで進んだ道場生徒は3名いるとのこと。

大人についてはとにかく健康のために指導していきたいということで、60歳代以上の道場生徒もいるとのこと。子どものように空手衣は不要で動きやすい格好で参加できます。繁文さんによれば、将来的にはもっと支部道場を増やすために指導員も育成したいそうです。

現在支部同士の交流はほとんどないとのことですが、将来的には交流を目的とした支部対抗で試合ができても楽しいということでした。

ということで拳心會舘を紹介しました。子どもから大人まで道場生徒を募集中です。とはいえ、いきなり入門ではなく、どんなものか試しに体験したいですね。

そんな方々にちょうど良い体験会が、GW序盤の28日10:00から12:00まであります。ファミリーで参加できるミット打ち体験会で、料金は1家族(人ではない)1000円で、入退室も自由とのこと。

ミット打ちは実際に少し体験しましたが、結構運動になるし、何よりすっきりした気分になりました。少しでも興味のある方、気になっていたけどどうしようか迷っていた方は、この機会に道場の門を叩いてみてはいかがでしょう。

拳心會舘本部(外部リンク)

住所:大阪府河内長野市木戸西町3丁目4-14

アクセス:南海千代田駅から徒歩5分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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