除草剤は正しく使おう!本当にビッ〇モーターみたいに木も枯れちゃうの?
こんにちは、グロ子です。
除草剤、使っていますか?
私は家庭菜園やガーデニングをやるので、除草剤は使いません。
日本では手軽に購入できる除草剤ですが、発ガン性のあることが立証されたり、使用が禁止されている国もあったりで、怖いから使いたくないというのが本音です。
わざわざ除草剤を使わなくても、手でどうにかなる面積の庭であるという部分もあります。
除草剤には抵抗があるけれど、そんなことは言っていられない。
そんな話を最近聞くようになりました。
空き家となった実家や田舎のお墓など、親の高齢化によって子世代に雑草処理の責任が回ってきたパターンです。
この際、除草剤の使用も視野に…と思ったらビッ〇モーターのニュースです。
えー、除草剤って撒くと庭木も枯れちゃうの?
そんなに強力な効き目があるの?
本当のところはどうなんでしょうか。
除草剤は雑草の駆除剤
日常的に除草剤を使う方にお聞きすると、あくまで除草剤なので、表示通りに使えば木は枯れないとのことです。
除草剤には「茎葉処理型」と「土壌処理型」があり、茎葉処理型は庭木の下草処理に推奨されている除草剤です。
枯らしたい草の葉や茎から薬剤を浸透させるタイプなので、周囲の植物に影響を与えることが少ない。
樹木周辺の雑草には茎葉処理型の除草剤を使えば、木は枯らさずに雑草だけを枯らすことができます。
製品にも「庭木の根元に使える」と明記されています。
もう一つの土壌処理型の除草剤は、成分が土に作用し、土から根に吸収されることで雑草を枯らす除草剤です。
このタイプは周囲に影響を与えるので、除草剤に弱い松などの周囲で使わない方が良いといわれています。
製品によっては庭木の根元に使えるものもあります。
大切なのは、除草剤を正しく使うことなのです。
使用量にも使用回数にも上限がある
除草剤の使用方法には明確なルールがあり、どのようなタイプであっても、それぞれ一年に使うことができる回数と、使用量の上限が表示されています。
製品のHPにも読みやすく記載されています。
除草には時間がかかる
実際に除草剤を使ってみると、期待していたほど草が枯れない、という話をよく聞きます。
除草剤は今日撒いて明日枯れるというものではありませんし、その後一切草が生えないというものでもありません。
むしろホームセンターで気軽に買える除草剤に、そんな絶大な効果があれば、大変なことになってしまいます。
除草剤は使用方法を守り、根気よく雑草の成長サイクルに合わせて使うものです。
散布前には背の高い雑草を刈り込んだり、水で濃度が薄まらないような天候を選ぶ必要もあります。
除草剤のトラブルは、早く枯らしたくて使用回数や使用量を無視したり、そもそもの使い方を守らなかったりしたことからおきています。
どうやって木を枯らしたの?
ビッ〇モーターは、除草剤で木が枯れたと主張しています。
除草剤を普通に使用していれば、街路樹に使われるような強い木はそうそう枯れるものではありません。
でも意図的に幹にドリルで穴を開けて茎葉処理型の除草剤を流し込んだり、土壌処理型の除草剤を大量かつ頻繁に撒けば樹木であっても枯れてしまいます。
本来は草を枯らすための薬剤ですが、それは規定通りに使っていればの話です。
除草剤以外の雑草処理もある
除草剤は農薬の一種です。
薬を過剰に大量に使ったり、本来の使用方法と異なる使い方をすれば、大きな影響が出てしまいます。
また価値観の多様化で、居住地エリアでは使いたくないという人もいることを理解しておきましょう。
住宅街で境界線付近に除草剤を使用していたため、お隣の木が枯れたときに原因にされてしまったトラブルがあります。
雑草処理には薬品に頼らない方法もあります。
防草シートや砂利、ウッドチップも活用してみましょう。
庭の境界線付近で土壌処理型の除草剤を使う場合、隣接する土地の所有者に一声かけておきましょう。