【京都市】左京区 「五山の送り火」で知られる『大文字山』登山で弘法大師さまと平和を祈る♪
京都の伝統行事でお盆の8月16日の夜に行われる、’五山の送り火’で知られる大文字山。
「京都五山送り火」の「大」の字がある山は、京都盆地の「東山三十六峰」のひとつ如意ヶ岳(にょいがだけ)の西に位置します。
「大」の字の火床までは、銀閣寺からのルートで片道40分ほどの気軽なハイキングコースと知られています。比較的、山登りの初心者や初級の人でも登りやすい山です。
まずは、無事に山登りができるようにお参りします。
山登りの道は整備されていて、森林浴が楽しめるコースになってます!
大文字山の標高465mの山、夏の五山の送り火の一つとして選ばれるだけあり、京都市内が一望できますよ!
「京都五山送り火」の「大」の字の火床へは、五山の送り火の際に集められた護摩木を運ばれます。真夏の京都でこの作業は本当に大変だと思います…
「五山の送り火」は、お盆の最後の日の夜に火を点け、ご先祖様をお送りする行事です。また従来から護摩木に自分の名前と病名を書いて火床の割木の上に載せて焚くと、その病が癒るという信仰もあるそう。大文字は一番最初に送られる山です。
「五山の送り火」については過去に書いた記事がありますのでご参照くださいませ→
大文字の山上にある「弘法大師堂」。
毎年8月16日に「浄土院」のご住職による法要が行われ、「弘法大師堂」の灯明から松明に灯を移し、大の字中心部の火床「金尾(かなわ)」に点火された後、合図により一斉に点火されます。
「浄土院」についての過去記事をご参照くださいませ→日本の楊貴妃と呼ばれた丹後局が隠居した「浄土院」(大文字寺)
この「弘法大師堂」のご本尊「弘法大師像」を安置しているのが「浄土院」です。「五山の送り火」は実は、「弘法大師」によって始められたと言い伝えられています。弘法大師空海が人の体を現した大の字を象って護摩炊きを行ったというのが始まりだとか(諸説ありです)。
お盆の銀閣寺門前で、8月15日から当日の午後まで無病息災の護摩木の受付が行われ、16日の夜、この護摩木が火床に焼べられます。
今年は、真言密教を始められた「弘法大師」誕生されてから1250年の記念年になります。
昨今の雪で、大文字山の大の字に雪が積もっており、とってもスペシャルな大文字山を見ることができましたよ♪
もう少し暖かくなったらまた大文字山に登り、京都の平和と安全を祈りたく思います♪
大文字山
京都府京都市左京区粟田口如意ヶ嶽