今年の夏休みは何日ある?全国平均は?
「私が子どもの頃はもっと長かった……」
と、子どもの夏休み期間を見て、その短さに驚く親御さんもいるようです。
そんなわけで今回は、夏休みの期間はどうやって決まっているのか、今年は何日くらい休みがあるのか、全国平均日数などについて解説していきたいと思います。
夏休みの期間は基本的に「毎年同じ」
「今年はいつから夏休み?」と疑問を持つ人が多いですが、実は公立学校であれば夏休みは各市区町村の教育委員会が定める「学校管理規則」などによって期間が定められているケースがほとんどです(※地域や学校によっては異なることもあります)。
そのため、規則の改定が無ければ基本的に夏休み期間は毎年同じなのです。
例:東京都立学校(高等学校)
東京都立学校(高等学校)の例を見てみましょう。
つまり、東京都立学校(高等学校)の夏休みは毎年「7月21日~8月31日」というのが基本です。
規則の改定がなければ毎年同じ期間なので、来年以降の参考にすると良いでしょう。
今年の夏休みは何日あるの?
地域や学校によって夏休みの期間は大きく異なります。
ここで、気になる全国の夏休み期間の目安(県庁所在地/小学校)を見てみましょう。
- 北海道(札幌市):26日間
- 青森県(青森市):33日間
- 岩手県(盛岡市):36日間
- 宮城県(仙台市):35日間
- 秋田県(秋田市):36日間
- 山形県(山形市):26日間
- 福島県(福島市):32日間
- 茨木県(水戸市):38日間
- 栃木県(宇都宮市):40日間
- 群馬県(前橋市):38日間
- 埼玉県(さいたま市):38日間
- 千葉県(千葉市):42日間
- 東京都(新宿区):35日間
- 神奈川県(横浜市):38日間
- 新潟県(新潟市):35日間
- 富山県(富山市):34日間
- 石川県(金沢市):42日間
- 福井県(福井市):38日間
- 山梨県(甲府市):38日間
- 長野県(長野市):31日間
- 岐阜県(岐阜市):39日間
- 静岡県(静岡市):39日間
- 愛知県(名古屋市):42日間
- 三重県(津市):42日間
- 滋賀県(大津市):42日間
- 京都府(京都市):34日間
- 大阪府(大阪市):35日間
- 兵庫県(神戸市):41日間
- 奈良県(奈良市):35日間
- 和歌山県(和歌山市):35日間
- 鳥取県(鳥取市):34日間
- 島根県(松江市):38日間
- 岡山県(岡山市):40日間
- 広島県(広島市):42日間
- 山口県(山口市):42日間
- 徳島県(徳島市):42日間
- 香川県(高松市):42日間
- 愛媛県(松山市):42日間
- 高知県(高知市):42日間
- 福岡県(福岡市):37日間
- 佐賀県(佐賀市):39日間
- 長崎県(長崎市):42日間
- 熊本県(熊本市):38日間
- 大分県(大分市):35日間
- 宮崎県(宮崎市):33日間
- 鹿児島県(鹿児島市):42日間
- 沖縄県(那覇市):38日間
※上記は市内小学校の一例です。正確な日程は必ず自治体や学校にてご確認ください。
夏休み期間の全国平均は何日?
日本の中では夏でも暑さが控えめな北海道は、やはり他の都府県と比べても夏休みが短いですね。
夏休み期間が長い地域でも、42日間となっているようです。
先ほどのデータを元に計算してみると、
- 平均は約37.5日間
- 中央値は38日間
となります。
おおよそ「38日間」というのが平均的な日数のようです。
昔よりも夏休みは短くなっている?
規則が改定されることで、夏休みの期間は昔(数十年前)と比べると減ってしまった地域も多いようです。
40代くらいの親御さんが「私が子どもの頃は40日以上はあった!」という地域でも、35日程度まで減っていることがあります。
ただし、ここ数年は熱中症対策として、逆に夏休み期間を延長した自治体もあります。
例えば千葉市では、熱中症対策として学校管理規則を改正して夏期休業期間等を変更。
2019年度より7月第2月曜日から夏季休業がスタート、8月いっぱいまでを夏季休業日としました。
夏休み期間が増えた分は、秋季・冬季休業日を短縮。
年間の出席日数は変わらないように工夫されています。
まとめ
- 夏休み期間は基本的に毎年同じ
- 規則改定で期間が変わることもある
- 夏休み期間(公立小)の平均は約38日間が目安
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
私はこれまで中学校と高校で教員として勤めてきましたが、現在は「YORI先生」として教育系ライターとして活動しています。
今後も育児や学校生活に役立つ情報を積極的に発信していきますので、フォローしていただき、次回以降の記事もお読みいただけると幸いです。