21世紀の明と暗!? レッドソックスのワールドシリーズ優勝4度は最多、ドジャースの敗退2度は最多タイ
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21世紀に入ってから、ボストン・レッドソックスがワールドシリーズで優勝するのは、2004年、2007年、2013年に続き、今年が4度目だ。ワールドシリーズ進出(リーグ優勝)4度は、サンフランシスコ・ジャイアンツとセントルイス・カーディナルスと同じだが、この2球団と違い、レッドソックスはワールドシリーズで敗退していない。どのシリーズも王手をかけてから足踏みせず、4度とも次の試合で優勝を決めている。ワールドシリーズに2度以上進出した10球団のうち、優勝100%はレッドソックスしかない。
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一方、ロサンゼルス・ドジャースは2年続けてワールドシリーズで敗れ、21世紀最多タイの敗退2度となった。他の4球団中、カーディナルスとニューヨーク・ヤンキースは優勝も味わっているが、テキサス・レンジャーズとデトロイト・タイガースは、2度進出したワールドシリーズのどちらでも涙を呑んだ。レンジャーズはドジャースと同じく、2010~11年に2年連続で敗退している。ただ、レンジャーズとタイガースのポストシーズン進出5度に対し、ドジャースは倍の10度を数える。
とはいえ、ドジャースは昨年も今年も、ディビジョン・シリーズとリーグ・チャンピオンシップ・シリーズを勝ち上がった。21世紀にリーグ優勝をしていない11球団のうち、ワシントン・ナショナルズ、シンシナティ・レッズ、サンディエゴ・パドレスの3球団は、どのポストシーズンも最初のステージで姿を消している。ナショナルズは、モントリオール・エクスポズ時代を含め、球団創設から一度もワールドシリーズに進出したことがない。これは、他にはシアトル・マリナーズだけだ。
なお、ピッツバーグ・パイレーツもリーグ・チャンピオンシップ・シリーズには進んでいないが、2013年にワイルドカード・ゲームでレッズに勝っている。