フォートナイト、全収益をウクライナへの人道支援として寄付。3月20日から4月3日までの15日分
Epic Gamesは、同社の人気ゲーム『フォートナイト』の3月20日から4月3日までの収益のすべてを、ウクライナでの戦争によって影響を受けた人々への人道支援のために寄付すると3月20日に発表しました。
売上のほぼ100%を寄付するEpic Games
寄付の対象となるのは、3月20日から4月3日までに現実の通貨で決済された商品です。
V-Bucks(『フォートナイト』のゲーム内通貨)パック、フォートナイトクルー、ギフト用バトルパス、ヴォイドランダー パックなどのビジュアルパックのほか、小売店で販売されているゲーム内コスチュームやV-Bucksカードの購入についても期間内にゲーム内で引き換えられた場合は対象になるとのこと。
一方でV-Bucksでのコスチュームなどの購入は対象に含まれません。「コスチュームを買って応援」と考えている方は、すでに所持しているV-Bucksではなく、新たにV-Bucksを現実の通貨で購入してからコスチュームと引き換えるようにしましょう。
このほか月間1,320円のサブスクリプションサービス「フォートナイトクルー」も、同期間に決済が処理されれば対象になるとのことです。
『フォートナイト』は3月20日から新シーズン開始
『フォートナイト』は3月20日からゲーム内にて新シーズン「チャプター3シーズン2」を開始しています。
これが寄付にどう関わってくるのかと言うと、新シーズンの開始時にはそのシーズン向けの新しいバトルパス(一定条件をクリアするごとにゲーム内のコスチュームなどがもらえる有料の会員サービス)の販売が始まるため、多くのユーザーがこのバトルパスを購入します。
3月20日からの売上が対象と言うことは、Epic Gamesは新シーズン開始時の大きな売上のすべてをウクライナの人々への人道支援に充てているのです。
かなり思い切った決断だと言えます。
なお、現時点での寄付先はDIRECT RELIEF、国連児童基金(UNICEF)、国際連合世界食糧計画(UNWFP)、国連UNHCR協会 - 国連難民高等弁務官事務所の4団体で、今後もさらに多くの団体が追加されるとのことです。
3月22日12時32分追記
3月21日時点で3,600万ドルの資金が集まったと発表されました。