新外国人選手のうち、ドラフト順位が最も高かったのは。オリックスのジョーンズは1巡目・全体37位
オリックス・バファローズに入団したアダム・ジョーンズは、2003年のドラフトで、シアトル・マリナーズから1巡目・全体37位指名を受けた。この年のドラフト1巡目が日本プロ野球でプレーするのは、ジョーンズが最初ではない。全体32位のマット・マートン(2010~15年/阪神タイガース)と全体12位のラスティングス・ミレッジ(2012~15年/東京ヤクルトスワローズ)に続く3人目だ。
ちなみに、ジョーンズのメジャーリーグ出場1823試合は、この年のドラフト指名選手では、全体7位のニック・マーケイキス(2117試合/現アトランタ・ブレーブス)と17巡目・全体496位のイアン・キンズラー(1888試合)に次ぐ。282本塁打は最多。6巡目・全体181位のマット・ケンプを1本上回る。ケンプは昨年7月にニューヨーク・メッツから解雇され、12月にマイアミ・マーリンズとマイナーリーグ契約を交わした。
今シーズンから日本プロ野球でプレーする新外国人選手のなかにも、ドラフトの年こそ違うものの、ジョーンズより指名順位が上の選手がいる。埼玉西武ライオンズのコーリー・スパンジェンバーグがそうだ。2011年にサンディエゴ・パドレスから1巡目・全体10位で指名された。2018~19年に読売ジャイアンツで投げたテイラー・ヤングマンは、この年の全体12位だった。
一方、新外国人選手のうち、最も下位の指名でプロ入りしたのは、阪神のジャスティン・ボーアだ。2009年の25巡目・全体770位。シカゴ・カブスに指名された。全体700位以降は、他に2人。ボーアとチームメイトになったジェリー・サンズは、2008年の25巡目・全体757位。ジョーンズとチームメイトになったタイラー・ヒギンスは、スパンジェンバーグと同年の23巡目・全体703位だ。