ドラマ『3年A組』、韓国で意外に注目を集めるのは川栄李奈?その理由と評価とは
菅田将暉が主演を務める日テレ系ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(以下、3年A組)。
先週日曜に放送された第6話は、平均視聴率が番組最高記録となる11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど関心を集めているが、『3年A組』は韓国の視聴者たちにも好評だ。
人気ドラマに仲間入りか
以前にも本欄で紹介した通り、韓国では日本から約1週間遅れの1月15日からケーブルテレビ局『チャンネルW』で放送がスタート。日本ドラマ好きの間で反響を呼んでいる。これまでもさまざまな日本のドラマが韓国で放送されてきたが、『3年A組』も人気作の一つとなりそうな気配だ。
(参考記事:韓国のテレビ関係者に聞いた、韓国で人気の「日本ドラマBEST 5」は?)
韓国では毎週火曜の23時から放送されているが、韓国のSNSの反応を見ると、人気の一因は先の読めないストーリー展開にあるようだが、キャストも関心を集めている。
その中でも、生徒の宇佐美香帆を演じる川栄李奈は特に注目度が高い。
韓国で活躍する女優とも共演
SNSには、川栄の出演シーンのキャプチャー写真付きで「川栄がすごくかっこよかった」「川栄、チョーカワイイ」などと書き込まれていた。
主演の菅田が韓国でファンを増やしていることは以前紹介したが、それと同じぐらい川栄にも関心が寄せられているのだ。
興味深いのは、「かわいい子が出ているなと思ったら、川栄李奈だった」というコメントだろう。というのも、川栄はこれまでも韓国で存在が知られてきた。
川栄が所属していたAKB48の知名度が高いこともあるが、川栄の女優としての活動も知られている。映画『デスノート Light up the NEW world』で韓国で活躍する日本人女優の藤井美菜と共演した際は、ニュースでもその名が取り上げられていた。
(参考記事:“清純のアイコン”に“次世代セクシーアイドル”も。韓国で活躍する日本芸能界の美女たち)
韓国最大手ポータルサイトの「人物検索」コーナーに、著名人らと並んで川栄のプロフィールが掲載されていることからも、知名度の高さがうかがえる。ちなみに同欄の肩書は「歌手・映画女優」だ。
元アイドルでも「目力がすごい」
そんな川栄が『3年A組』でも注目されているわけだが、元アイドルの演技力も関心を集めている。
韓国でも、アイドルとしてデビューして女優に転身するケースは少なくない。例えば少女時代のソヒョンも、ドラマで主演を務めるなど女優として活躍しており、「今や女優という肩書に違和感がない」とも言われている。
昨年末に「世界で最も美しい顔100人」に選ばれた元miss Aのペ・スジなども、映画やドラマに引っ張りだこだ。
そんななかで元AKB48の川栄の演技にも関心を集めたわけだが、その演技力は韓国視聴者たちも認めている。「目力がすごい」「悪い子の役がハマっている」などと称賛するコメントが多い印象だ。
川栄も存在感を発揮して、韓国でも話題になっている『3年A組』。
ここまで好評だと韓国でもリメイクされているではないかとその可能性も巡ってくる。過去には韓国でリメイクされた日本ドラマも多いが、『3年A組』も今後の反響次第では、韓国リメイク版が作られる可能性もなくはないのではないか、と。
(参考記事:【2019年版】韓国でリメイクされた日本のドラマを一挙紹介。えっ、あのドラマまで!?)
いずれにしても、韓国でも好調な『3年A組』。『チャンネルW』が放送に合わせてホームページや公式SNSで行っているクイズイベントも好評だという。
クイズでは菅田が扮する美術教師・柊一颯の決め台詞「Let's think」の穴埋めクイズなどが出題されており、放送を重ねるごとに反響も大きくなっているらしい。
物語も第2部へ突入し、今夜放送の第7話の展開も楽しみだが、韓国の反響にも引き続き注目していきたい。