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iPhone 6のSIMフリーモデルをAppleが値上げ。アプリ価格の値上げはいつくる!?

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
ひっそりと値上げされたiPhone。アプリの値上げはいつ来るのか?

Appleが、Apple Store(日本)で販売しているSIMフリーモデルの『iPhone 6』と『iPhone 6 Plus』を、それぞれ11,000円ずつ値上げしています。

iPhoneのモデルを比較する - iPhoneの比較 - Apple Store(日本)

iPhone 6は昨年11月にも8,000円の値上げが行われており、これで日本での値上げは2度目となります。ただ、アメリカでのiPhoneの販売価格はそのままなので、この値上げは最近の円安を反映させたものだと考えられます。

なお、iPhoneのSIMフリーモデルは日本では昨年12月から販売が停止されており、それがまだ解除されていないため値上げされてもじつは買えなかったりします。

各モデルの値上げ後の金額

iPhone 6

・16GBモデル ¥75,800 (税別) → ¥86,800 (税別)

・64GBモデル ¥87,800 (税別) → ¥98,800 (税別)

・128GBモデル ¥99,800 (税別) → ¥110,800 (税別)

iPhone 6 Plus

・16GBモデル ¥87,800 (税別) → ¥98,800 (税別)

・64GBモデル ¥99,800 (税別) → ¥110,800 (税別)

・128GBモデル ¥111,800 (税別) → ¥122,800 (税別)

iPhoneアプリの値上げはいつ?

こうなると現実味を帯びてくるのがiPhoneアプリの値上げです。これまでアプリの最低価格は115円→85円→100円と為替レートに応じて変動してきました。

さすがにiPhone本体が2度目の値上げとなると、アプリの方も値上げされそうな気がしてきます。実際、すでにEU、カナダ、ロシアなどでは1月に価格の変更が行われています。

iPhoneアプリの値上げ待ったなし!AppleがEU、カナダ、ロシアなどで価格変更を告知 - Yahoo!ニュース

ただ、Appleとしてもカンタンに値上げに踏み切れない事情があります。と言うのも、日本はアメリカを抜いて世界最大のモバイルゲーム市場になっているのです。

まず日本は、日本単体で60億ドル(約7,200億円)の市場規模を擁し、北米をしのいで世界最大のモバイルマーケットになっている。そして2016年の期待値は81億ドル(9700億円)。これからまだ30%以上もの成功を見込んでいる。モバイルマーケットとビデオゲームマーケットは現在半々ぐらいのシェアで、国内メーカーがほとんどのシェアを確保している。スマートフォンについてはiPhoneの利用率が、iPhone単体で過半数を占める世界でもあまり類を見ないiPhone王国となっている。

出典:日本が世界最大のモバイルゲーム市場に! 北米から見たアジア市場 - GAME Watch

「世界最大のお得意様」に対していつ値上げを実施するのか? その“Xデー”がいつかは分かりませんが、欲しいアプリは今のうちに買っておきましょう。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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