iPhoneアプリの値上げ待ったなし!AppleがEU、カナダ、ロシアなどで価格変更を告知
円安の影響が、そろそろiPhoneの世界にもやってきそうです。Appleが、開発者に対してEU、カナダ、ノルウェー、アイスランド、ロシアでアプリの価格を変更すると告知していたことが分かりました。
Apple to raise App Store prices in EU and Canada, 'change' Russian fees
この価格の変更はVAT(付加価値税、消費税のようなもの)の変更と為替レートの調整によって行われるもので、EU、カナダ、ノルウェーでは値上げ、アイスランドでは値下げ、ロシアでは価格レートそのものの変更が行われるとのことです。
価格の変更は1月7日15時(日本時間で1月8日8時)の発表時より36時間以内に行われるとあるため、遅くとも1月10日の16時までには変更が行われることになります。
日本は対象に含まれず
なお、この変更の対象国に「日本」は含まれていません。
含まれていない理由は不明ですが、円安により1ドル110円台後半をつけている今の為替レートを考えると、値上げされることはまず間違いないでしょう。
もしかするとAppleは今後ドル円が120円台後半まで上昇するとみており、それを待ってから日本での値上げを実施するのかもしれません。
ルーブルが急落しているロシアでは、先日『iPhone 6』が35%値上げされたことは記憶に新しいです。日本でも昨年11月に値上げが行われ、現在は販売そのものが停止してしまっています。
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「そのとき」がいつ来るかは分かりませんが、もはや待ったなしの状況です。日本のアプリメーカーは価格の変更にあわせて国内価格をあわせてくると思いますが、海外のメーカーは確実にそのまま値上げとなりますので、海外製の有料アプリで欲しいものがある人は今のうちに購入しておきましょう。