「PCエンジンミニ」発表、「もともと小さいのにミニとは」とツッコミ多数
1987年に発売された家庭用ゲーム機「PCエンジン」を縮小し、「イース I・II」など人気ゲームタイトルを内蔵した「PCエンジン mini」が6月12日にコナミデジタルエンタテインメントから発表され、往年のゲームファンから歓迎の声が上がっています。
ただ、PCエンジンはもともと、サイズの小さなハード。ファンからは「ミニ化したらどれだけ小さくなってしまうのか」「消しゴムサイズか?」なんてツッコミも上がっています。
PCエンジンは、任天堂がファミリーコンピュータを発売(1983年)した4年後、ファミコンに対抗すべく、NECホームエレクトロニクス(当時)がハドソン(当時)と共同開発したハードです。当時としては高性能で、CD-ROMにも対応するなど、システムとしても画期的でした。
また、カートリッジに「HuCARD」(ヒューカード)というカード型メディアを採用して本体サイズを抑え、小型だったのも特徴。PCエンジンmini公式サイトでも「当時としても驚異的なコンパクトさを誇った」と書かれています。
では、どれぐらいのサイズだったのでしょうか。公式の情報は見つけられませんでしたが、「ゲーム業界.com」というサイトによると、140×135×40ミリ。郵便ハガキの長辺が14センチですから、なかなかコンパクトです。
PCエンジン miniの詳細なサイズは明かされていませんが、初代PCエンジンより「一回り小さい」そうです。公式サイトを見ると、女性の片手にすっぽり入るサイズのようです。女性の手のサイズ(手のひら幅が平均7センチぐらい)を考えると、10センチ四方ぐらい――かもしれません。
ちなみに、PCエンジンを開発元したNECホームエレクトロニクスとハドソンは、現在は存在しません。NECホームエレクトロニクスは2001年に解散、ハドソンはコナミデジタルエンタテインメントに12年に吸収合併されました。今回のminiの発売元がコナミデジタルエンタテインメントになっているのは、そのためです。