【元汚部屋歴10年→整理収納アドバイザー】もう失敗しない!収納用品を使う前に注意するべき3つ
部屋を片づけてスッキリさせたいとき「収納用品を用意しなくちゃ!」と思ったことはありませんか。かつて汚部屋暮らしだった筆者も、収納用品さえあれば部屋は片づくと信じていました。しかし、部屋は片づくどころか、さらに散らかってしまったのです。今回は、失敗から学んだ収納用品を使う前に注意するべき3つをご紹介します。
1.何をしまうか
そもそも、収納する目的は「使いたい物を使いやすくしまう」ためです。当然、いらない物もしまえば収納用品の中は煩雑になり、探し物をする時間が増えてしまいます。
物をしまえばスッキリするのは当然ですが、もう一段階掘り下げて「何をしまうため?」を考えなければ、その場しのぎなしまい方になり、物を使いやすくするための目的から外れてしまいます。
何をしまうかを明確にするためにも、まずは物の整理から始めてみましょう。例えば、冷蔵庫は賞味期限などしまう基準がハッキリしているのでトライしやすい場所のひとつ。自分にとって必要な物の洗い出しができると、収納用品の過不足を防ぐことにもつながるはずです。
2.どこにしまうか
収納用品をどんな場所に配置するかも大切なポイントです。改めて「どこ?」と考えると難しそうですが、物の使う頻度で考えてみましょう。例えば、毎日使う箸や茶碗は出し入れしやすい食器棚の真ん中の位置、端午の節句など使う頻度が少ない物はクローゼットの奥の方にしまうなど…。場所が決まれば、収納用品のサイズも調べやすくなるので「大き過ぎ・小さ過ぎ」の失敗を防ぐメリットにもなります。
さらに、物を使う人の体格や癖も押さえておくといいでしょう。せっかく置いた収納用品が背伸びしないと届かないなど使いづらくならないために、誰が物を使うかも考えておくと、使い勝手のいい場所が見つかるはずですよ。
3.どれくらい物をしまうのか
いくら必要な物だからといって収納用品に隙間がないほどねじ込むのはオススメしません。物を取り出すときに他の物がつられて出てしまったり、しまうときもひと手間かかるなどストレスが溜まります。それをきっかけに、片づけが嫌になり散らかしっぱなしになってしまうことも。
まずは、本当に必要な量であるか物の数を見直してみましょう。物を使う頻度や洗濯回数などライフスタイルを参考にすると、おおよその数が見えてくるはずですよ。
「適材・適所・適量」を調べてから収納用品を揃えよう!
汚部屋だった頃の筆者は「収納用品は部屋をスッキリさせてくれる魔法のようなツールだ!」と勘違いしていました。しかし、収納用品とは何のために使うものなのかを考えていなかったので、当然使いこなせず、ますます汚部屋になってしまう失敗を繰り返していたのです。
収納用品をいきなり揃えず、はじめに物の「適材・適所・適量」を見直してみましょう。物の数と場所が決まれば、収納用品は物の出し入れをスムーズにし、暮らしの質を上げる便利なツールとして役立つはずですよ。
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