ワンハンドで手軽に食べることができ、食事としてもおやつとしても楽しむことができる食べごたえたっぷりな焼き菓子「マフィン」。最近はカフェでの提供や通信販売でも目にする機会が増えました。この日プレオープンに訪れた「àtaru BAKE（アタルベイク）」さんも、個性豊かなマフィンを販売する専門店。現在はグランドオープンを迎え、今後さらに注目が高まりそうな予感がしています。居酒屋の運営会社が手掛けるユニークな商品展開に、ぜひ注目してみてください。

「àtaru BAKE」ってどんなお店？

「àtaru BAKE」さんは、2024年4月15日にグランドオープンを迎えたマフィンの専門店です。筆者が訪問したこの日はテイクアウト販売のみを行うプレオープン日だったのですが、グランドオープン前にも関わらず、目新しいお店に注目して入店したり足を止めたりする人々の姿を多く見かけました。場所は、東京メトロ千代田線千駄木駅から徒歩3分ほどの神田白山線沿い。コンクリートの壁に開いた小窓と木枠のついたドアが目印です。

お店の中は、木の温もりを取り入れた温かみのある雰囲気。オーダーカウンターとテーブルのみのシンプルな造りです。

プレオープン日は利用することができなかったイートインスペースには、壁面に寄せたテーブルに椅子を5脚配置。席数が少ないため、おそらくテイクアウトを中心とした利用を見込んでいるのでしょう。現状、パソコン作業や勉強などを目的としたカフェ利用は難しそうですが、今後どのようにお店が変わっていくのか気になりますね！

ショーケースに並ぶ豊富な種類のマフィン

訪問時はショーケースに4種類のマフィンが並んでいました。現状20種類前後のラインアップを展開している主軸商品のマフィンは、季節によって限定品が登場したり新作が発売したりと、引き続き新商品の追加を検討しているそう。焼き菓子の一種として定着しているマフィンですが、「àtaru BAKE」さんのマフィンは、食事代わりになる総菜系のラインアップがとても豊富なところが一番の特徴でしょう。

もちろん、ビスケットやフルーツ、あんこなどを使った定番のスイーツ系マフィンも販売しています。その日の気分や食事の用途によって購入するマフィンを変えて、いろいろな味わいを試してみたいですね！

またレジでは、会計時にマフィンとあわせてドリンクも購入することができます。コーヒーや紅茶などの定番カフェドリンクのほか、マフィンに合うアルコール飲料もラインアップ。ぜひ、マフィンとドリンクの美味しいペアリングを楽しんでくださいね！

居酒屋メニューをインスパイアした食事系マフィン

「àtaru BAKE」さんは、台東区や足立区で居酒屋を複数経営する株式会社トーヤーマンが運営しています。同社初の焼き菓子専門店としてオープンしたのが「àtaru BAKE」さんなのですが、商品開発や店舗運営のさまざまな面に、居酒屋の経営で培ったユニークなアイディアやノウハウがちりばめられています。前述した総菜系マフィンには、居酒屋のお通しで出てきそうな「ポテトサラダ」や「ラタトゥイユ」、「焼きそば」などのユニークな惣菜を使用。この日いただいた「ベーコンと蕗味噌」もそのひとつで、お菓子のイメージが強い“マフィン”に居酒屋の和惣菜メニューにありそうな“蕗味噌”を合わせてしまうという斬新な発想は、居酒屋を経営する会社ならでは！そしてこれが、意外にもよくあうんです♪

マフィンのお供にいただいた「アイスコーヒー」は、お店で1杯ごとに豆を挽いて淹れる本格派。「àtaru BAKE」さんでは、ホットコーヒー、アイスコーヒーの豆は共通のものを使用し、どんな飲み方でも美味しく、どのマフィンとも相性がいいマルチに楽しめるものを使用しています。また、使用する豆を統一することで、より早くお客様へドリンクを提供できるという利点も。このようなところにも、「早くて」「美味しい」という居酒屋のセオリーが生きています。

「àtaru BAKE」の詳細情報

ギフトにぴったりな焼き菓子もラインアップ

ショーケースの上に見つけたのは、お店のロゴをかたどった可愛らしいクッキーの入ったギフトボックス。現在はクッキー単品での販売は行われていませんが、たくさんのクッキーやメレンゲ菓子が詰まったクッキー缶はギフトとしてもぴったりです。焼き菓子が好きな方はもちろん、ユニークな商品展開でこれからどんどん注目度が上がりそうな「àtaru BAKE」さんに、ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね！