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人生に悩んでいる人へ。ブッダの名言「誰かのために明かりに火を灯せば…」英語&和訳(偉人の言葉)

鈴木隆矢翻訳家

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こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はブッダ(釈迦)の名言をご紹介します。ブッダ(紀元前566年頃~紀元前486年頃)は古代インドの宗教家で、仏教の創始者として知られています。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいブッダの名言をご紹介します。

ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。

人生に悩んでいる人へ。ブッダの名言「誰かのために明かりに火を灯せば…」英語&和訳(偉人の言葉)

“If you light a lamp for somebody, it will also brighten your path.”

「誰かのために明かりに火を灯せば、その光はあなたの道も明るく照らすことでしょう」

ブッダ(古代インドの宗教家)

人のために、それは人間にとってのエネルギー源。

昔、英語の勉強のためにNHKの高校講座を聞いていたことがあったのですが、そこで杉原千畝さんについて扱っていたことがあったのですよね。

杉原千畝。第二次世界大戦下に6000人のユダヤ人を救った外交官。
1939年、リトアニア共和国の日本領事館に領事代理として赴任した杉原。翌年7月末、杉原のいる日本領事館に100人近い群衆が押し寄せる。ナチス・ドイツに占領されたポーランドから逃れてきたユダヤ人たちだった。
その当時ユダヤ人がナチスから逃れる道はただ一つ、それは、ソ連をシベリア鉄道で横断し、日本へ渡り、その後、アメリカなど第三国に移住するというもの。
ユダヤ人たちは日本を通過するためのビザ(入国許可証)を求め、杉原の元へ駆け込んだのだった。
杉原は外務省本省へビザの発給を求める電報を送る。外務省からの返信は「行き先国の入国許可を持たない者にビザは発給するな」。
杉原は悩み抜いた末、外務省の意に反して、発給を決断する。
杉原は領事館を開放、数百人に膨れ上がったユダヤ難民たちにビザを書き始める。それは時間との戦いだった。ソ連からも外務省からも、領事館退去命令が届いていたのだ。
杉原は寝食を忘れビザを書き続けた。杉原が書いたビザの総数は2139枚。家族を含めたおよそ6000人のユダヤ人の命が救われた。

人生とは留学のようなもの

人生とは留学のようなものなのではないかなと。日本の学生が海外に出て勉強してしばらくしてまた日本に戻ってくる。
留学中に手に入れたものは帰国前に全て没収される。買ったものも稼いだお金も。それが人生なのですよね。
いくらお金を稼いでも、高い車を買っても、大きな家に住んでも、死んでしまえばそれは他の誰かのものになる。お金も家も車もあの世には持って行けない。
肉体もそうですよね。どんなに健康な体に生まれても病弱でも死んでしまえばその肉体は手放す。あの世には持って行けない。
唯一死後の世界に持って行くことができる可能性があるもの、それは自分の魂だけ。
魂を磨くこと、人として成長すること。人がこの世界を生きる意味はそこにあるのではないかなと。

欲望に任せて欲しいものをかき集めても、そこで手に入るものは全て死ぬときに手放すものなのですよね。骨折り損ですよね、自分の欲望のために生きるというのは。

人のために、それは人間にとってのエネルギー源

同じことをするにしてもそれを人のためにするのか自分のためにするのかでやる気は全然違ってきますよね。
好きな人に料理を振る舞うとき手抜きはしませんよね。自分だけが食べるものなら「面倒くさい」が勝ってしまう。「カップラーメンでもいいか」になってしまう。
好きな人が家に来るとき部屋を掃除しますよね。片付けますよね。誰も来なかったら掃除も片付けもしない。

人のために、それは人間にとってのエネルギー源なのですよね。力の源。やる気の源。
人のために、そう思うと力が湧いてくる。自分のためだけに食事の支度をする、掃除をする。自分のためだと力が湧いてこない。だから「面倒くさい」になってしまう。
やる気が出ないとき、自分以外の人のことを想像してみる。自分を頼ってくれている人。自分を支えにしてくれている人。
誰かのために、そう思えば力はいくらだって湧いてくる。

人生に悩んでいる人へ。「幸せ」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか?今回はブッダの名言をご紹介しました。

私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ブッダ(釈迦)の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ブッダの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「幸せ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

“Kindness is the language which the deaf can hear and the blind can see.”

「優しさとは、耳が聞こえない人でも聞くことができ、目が見えない人でも見ることができる言語である」

マーク・トウェイン(アメリカの作家)

“Try to be a rainbow in someone else's cloud.”

「誰かの曇った心にさす虹になりなさい」

マヤ・アンジェロウ(アメリカの詩人・活動家・自伝作家)

“All cruelty springs from weakness.”

「残酷な行為はすべて弱さに起因する」

セネカ(古代ローマの哲学者)

お読みいただき、ありがとうございました!

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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