東日本~北日本に黄砂飛来:暑さと黄砂のダブルパンチで注意が必要なのはどんな人??気象予報士解説
26日は全国的に気温が上がり、北日本も含めて夏のような暑さになりそうです。
暑さに注意が必要な一方で、黄砂の飛来も予想されています。
暑さと黄砂が同時にやってくる中、特に注意が必要な人には、どのような特徴があるのでしょうか。
東北で真夏日、北海道も夏日に
26日は福島・山形で最高気温30度と真夏日になるほか、札幌で25度、帯広・北見で26度など北海道でも25度以上の夏日となる予想。関東でも東京で27度予想と夏日が連続しそうです(気象庁予報、25日17時時点)。
特に東北の太平洋側や北海道ではここ数日低い気温が続いていたところが多いため、体に負担のかかる暑さになりそうです。
黄砂が来るのはどこ?
26日は、関東・北陸や北日本を中心に黄砂が飛来する予想です。
朝の段階では北陸や関東北部~東北南部を中心に濃度が高くなり、夜になると東北の日本海側で濃くなりそうです。
北海道でも濃度は比較的低いものの黄砂が飛ぶところがあるでしょう。
晴れて気温が上がり、空気もカラッとして洗濯物がよく乾く気象条件ではありますが、少なくとも北陸と東北では部屋干しの方がよさそうです。
暑さと黄砂のダブルパンチ…注意が必要な人の特徴は??
今回、季節先取りの暑さがやってくるため、もちろんすべての人に熱中症に気をつけていただきたいですが、その中でも特に熱中症になりやすいのが、
▼子ども・高齢者
▼寝不足や体調不良の人
▼太っている人
▼糖尿病や心臓・腎臓の病気がある人
▼運動に慣れていない人
です。
一方で、黄砂による影響を受けやすいのは、
▼ぜんそくなど呼吸器疾患のある人
▼糖尿病や心臓・腎臓の病気になったことがある人
です。
つまり、糖尿病や心臓・腎臓の持病は、暑さと黄砂のどちらのリスクも高くなるということになります。
(より正確には、これらの病気は熱中症に関しては直接のリスクとなり、黄砂については間接的に黄砂による循環器疾患のリスクが高まる、という関係性です。)
そのため、このような持病によって2つのリスクが同時に高くなってしまう人は、できるだけ無理をせず、可能なら予定や仕事を減らすなどして過ごすのがおすすめです。