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【今日は小雪】「こゆき」ではありません!今年は雪が多いってホント?「小雪」にすべきことは:予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

今日11月22日は二十四節気のひとつ、「小雪」です。
伝統的な暦で「雪がちらつき始める頃」とされていますが、今シーズンは雪の量が多くなりそうだとニュースなどで耳にした方も多いのでは。

「小雪」の読み方は?そしてこの暦にすべきことは??気象予報士とめぐる暦解説です。

「こゆき」ではない!「小雪」とは

二十四節気は1年を24つ、つまり約2週間ずつに分けて、まだカレンダーもなかった時代でもどの暦にどのような農作業や支度をすべきかがわかるように作られた、伝統的な暦です。

この暦の中で、11月7日頃が立冬つまり冬の始まりで、次が11月22日頃の小雪、次は12月7日頃の大雪「雪が本格的に降る頃」となります。

読み方は「小雪」が「しょうせつ」、「大雪」が「たいせつ」になります。

「小雪」にすべきことは?

二十四節気は古い暦なので今の時代にはあまり合わないものもありますが、おおむね初雪のタイミングに近い地域が多く、北陸から北の地域ではそろそろいつ雪が降ってもおかしくない時期です。

初雪の平年日(気象庁データを元に筆者作成)。
初雪の平年日(気象庁データを元に筆者作成)。

車を使う人は冬タイヤへの交換が必要になってきますし、歩きやすい靴の用意も忘れずに。

また雪があまり降らない地域でも、そろそろ本格的な暖房器具や防寒具の支度が必要です。

今シーズンは雪が多い!?最新予報

3か月予報の(左)気温、(右)降雪量の予想(気象庁HPを元に作成)。
3か月予報の(左)気温、(右)降雪量の予想(気象庁HPを元に作成)。

19日に気象庁が発表した最新の3か月予報(12月~2月の予報)によると、今シーズンは「冬らしい冬」になりそうです。

気温は西日本と東日本でほぼ平年並み、そのほかは平年並みか高い予想で、かなりの暖冬だった昨シーズンと比べると相当寒く感じそうです。

また、雪については日本海側のみ予想が出されますが、平年並みか多い見通し。特に一時的に強い寒気が流れ込むことが予想されていて、大雪になるおそれもあります。

昨シーズンはさほど雪に苦労しなかったという人も、今シーズンはしっかり備えをしておきましょう。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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