肝臓に負担のかかる要因【5選】-肝臓の特徴から分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「肝臓に負担のかかる要因5選」を紹介します。
今回の目次
- 肝臓はどんな臓器?
- 肝臓が悪くなるとどうなるの?
- 肝臓に負担のかかる要因5選
- 肝臓を守るために
[1]肝臓はどんな臓器?
肝臓は、右上腹部にある大きな臓器です。
栄養素の代謝・解毒・胆汁の生成などの働きがあります。
[2]肝臓が悪くなるとどうなるの?
肝臓が悪くなってしまうと、下のような様々な症状が現れます。
- 右上腹部の痛み(腹痛)
- 食欲不振
- 吐き気
- 黄疸(皮膚や目が黄色っぽくなる)
- むくみ
- ばち指
- アンモニア口臭
- 肝性脳症(性格・行動の変化・意識障害)など
※肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、機能が低下していても、初期は自覚症状が現れにくい。
[3]肝臓に負担のかかる要因5選
肝臓は、感染などによって炎症が起こり、悪くなってしまうことがあります。
しかし、他にも肝臓が悪くなってしまう要因があるのでいくつか紹介します。
①お酒の飲み過ぎ
アルコールが分解されることで発生する「アセトアルデヒド」は有害な物質で、肝臓で分解されます。
しかし、お酒を飲み過ぎてしまうと、アセトアルデヒドの分解が追いつかなくなってしまい、肝臓に負担がかかります。
肝臓のアルコールの分解酵素(ADH・ALDH)は、人によって活性が弱かったり、欠損している場合もあります。
②肥満(特に内臓脂肪型)
内臓脂肪は分解されると肝臓に向かうため、肝臓に脂肪が溜まりやすいです。
そして、肝臓に脂肪が蓄積した状態が続くと、炎症が起こってしまいます。
③脂質の摂り過ぎ
脂っこいものを摂り過ぎると、肝臓に脂肪が溜まりやすくなります。
また、「酸化ストレス(いわゆる体内のサビ)」を増加させてしまい、肝臓に負担がかかります。
脂質の摂り過ぎは「肥満」を招きやすくなるため、それもまた肝臓に負担がかかる。
④血糖値が高い(高血糖)
血液中に「糖」が余分にあると、「中性脂肪」として蓄えられます。
これにより、肝臓に脂肪が蓄積しやすくなります。
また、脂肪がたくさん蓄積すると、血糖値を下げる「インスリン」の効きが悪くなってしまうことで、さらに高血糖が助長されます。
⑤喫煙
タバコに含まれるニコチンなどは肝臓で分解されます。
ニコチンは、アセトアルデヒドと同様に「有害物質」なため、喫煙は肝臓に負担をかけてしまいます。
喫煙は、肝臓だけではなく様々な臓器に悪影響を及ぼす。
「肝臓が悪くなる」というと「お酒」のイメージが強いですが、お酒を飲まない方でも注意が必要ですね。
[4]肝臓を守るために
肝臓を守るために[3]で記載したようなことに気をつけましょう。
具体的には、下のようなことがあげられます。
- お酒はほどほどに(休肝日をつくる)
- 肥満の解消…食事の管理が重要
- 脂っこいものを摂り過ぎない
- 適度な運動…1日30分異常を目標にする
- 禁煙
- 血糖値や血圧の管理…定期的に測定すると良い
前述しましたが、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、自覚症状が現れにくいです。
そのため、日頃からコツコツとしたセルフケアが大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました!