「灼熱快晴列島」日曜日は5月の歴代記録に匹敵する猛暑も?
5月の観測史上1位続出
中国大陸から上空に非常に暖かな空気が流れ込んできたことやよく晴れて日差しが強いために、北海道から九州にかけて、各地で5月とは思えないような真夏を思わせる暑さとなっています。
きょうは大分県の竹田で35.0℃まで上がり、今年全国で初めての猛暑日となったのをはじめ、30℃以上の真夏日の地点数は、おとといの24地点からきのうは174地点に急増し、きょうは425地点と5月としてはかつてないほどに多くなりました。
また5月の観測史上1位を札幌31.1℃、成田30.3℃、福井33.9℃、多治見34.5℃、奈良33.6℃、松山32.3℃、山口33.8℃など100地点以上で更新し、東京都心も31.9℃と5月としては観測史上2位の暑さとなりました。
5月の国内記録37.2℃に匹敵も?
これまで国内で観測された5月の暑さ記録1位は1993年5月13日に埼玉県秩父で出た37.2℃となっています。
次いで2位の記録が同じ日に東京の八王子で観測された37.1℃となっており、5月の37℃以上の記録はこの2つだけです。
きょうは今年初めて35.0℃の猛暑日が大分県竹田で観測されましたが、あす日曜日は上空の暖気がピークに入るため、35℃以上の猛暑日の地点数が一気に増える見込みです。
きょう夕方に気象庁から発表されたあす日曜日の予想最高気温は、福島で36℃となっている他、35℃の予想が北見、帯広、宇都宮、前橋、熊谷、秩父、岐阜、京都、豊岡、日田など広範囲に及んでいます。
またコンピュータの計算では、帯広や北見、福島などで37℃前後が予想されており、もしかしたら上記の5月の国内記録に匹敵するような猛烈な暑さが出るかもしれません。
いくら空気が乾いて、カラッとした暑さと言えども、ここまで上がると非常に危険な暑さだと言えます。
引き続き、水分補給や塩分補給、こまめな休息、休憩を心がけ、特に日差しの強い昼前後、炎天下の行動はなるべく控えるようにして頂きたいと思います。