創業から64年、親子三世代に渡って受け継がれてきた和洋菓子店の『日立和洋菓子いちかわ』。ホームプラザナフコ日立北店前にあった日立和洋菓子いちかわは、令和6年11月2日に南静公園前交差点の角地へ移転オープンしました。旧店舗は和風の店構えでしたが、新店舗は白を基調としたシンプルナチュラルなお店へと生まれ変わっています。

旧店舗も趣のある外観でとても素敵でしたが、新店舗の店構えもお洒落で思わず立ち寄りたくなります。以前よりも駐車場を大幅に拡大し、敷地内には10台分の車が停められるようになりました。新店舗のオープン時には、なんと200組の客が訪れたそうですよ。

店舗入り口を開けてみると、広々とした玄関スペースに新店舗の開店を祝って大きく立派な蘭の鉢がたくさん置かれていました。長年地元に愛され続けたお店であることが伝わってきますね。

いちかわさんは、もともと和菓子屋として創業し、2代目である現社長の代で洋菓子の販売も始まりました。和菓子と洋菓子のコラボレーション菓子は他店にもありますが、いちかわならではの独自の商品を生み出し続け、年間100種類ほどの和洋菓子を販売しています。

新店舗の店内は広々としていますので、他の客がいても気にせずじっくり商品を選ぶことができます。商品の配置は入口側に洋菓子、店舗の奥側に和菓子の商品が並んでいます。駐車場側の壁面には、焼き菓子があります。ゆくゆくは、イートインスペースを設けることも計画しているとのことですので楽しみですね。

日立和洋菓子いちかわの人気商品

〇アントルメマロン 　2,600円（税込）

アントルメマロンはいちかわの数あるケーキの中でも人気No.1の商品です。モンブラン特有の細い線状のクリームではなく、マロンのクリームで囲まれていることが特徴的です。栗は笠間市の栗を使用しています。

〇いちかわモンブラン　410円（税込）

人気のアントルメマロンを小さくした『いちかわモンブラン』。中は小さなショートケーキになっているそうです。大人気の商品を小さなサイズで楽しめるのは嬉しいですね。

日立和洋菓子いちかわのおすすめ焼き菓子

〇南静ケーク茶茶茶　350円（税込）

“南静ケーク茶茶茶”は、2015年いばらきスイーツコンテストの焼菓子部門グランプリの商品で、茨城県産の緑茶・ほうじ茶・玄米茶を使用したケークです。濃厚な抹茶の風味と白ゴマ入りの抹茶チョコレートがぷちぷちとした食感で美味しいです。いちかわならではの和と洋のコラボレーションスイーツですね。

〇うふふ～ウフフロマージュショコラマンジュ～　240円（税込）

“うふふ“は、2018年いばらきスイーツコンテストの焼菓子部門グランプリ商品です。白あんの焼きまんじゅうをホワイトチョコで包んでいます。中には隠し味のクリームチーズが入り、ほのかな塩味がチーズケーキのような味わいを醸し出しとても美味しかったです。

どちらもスイーツコンテストの焼菓子部門で優勝しており、いちかわならではの“和と洋”の美味しいコラボが楽しめる商品です。

日立和洋菓子いちかわのクリスマスケーキ

11月も残りわずかとなり、クリスマスケーキの予約も始まっていますね。いちかわさんのクリスマスケーキは7種類が用意されています。数量限定のケーキもありますので、早めに予約をしておきたいですね。

〇クリスマス　くまさんガトーショコラ（6号のみ）　4,000円（税込）※数量限定

チョコムースのくまさんと濃厚なガトーショコラケーキです。ケーキの上にのる大きなくまさんは今年初めてなんだそうです。可愛らしいくまのフォルムが人気で、もう既に予約が入り始めているそうですよ。数量限定商品です。

〇クリスマス　くまさんフルーツタルト（5号のみ）5,000円（税込）※数量限定

ミルキーチョコムースのくまさんと気まぐれフルーツがたっぷりのったタルトケーキです。果物がたくさん使われていて、いちかわさんらしいケーキですね。生クリームが苦手な方やフルーツが大好きな方はこちらがおすすめです。こちらも数量限定商品です。

〇クリスマス　アントルメマロン（6号のみ）　3,000円（税込）※数量限定

いちかわさんの商品の中でも大人気のモンブランがクリスマス用にアレンジされています。いつものお気に入りのケーキでクリスマスの夜を過ごしたい方は、このケーキで素敵な夜をお過ごしください。こちらも数量限定商品です。

日立和洋菓子いちかわのこだわり

いちかわさんのこだわりは、初代の”和”の味と2代目の”洋”の味を融合させた、いちかわ独自の商品にこだわっています。他店では味わえない自家製あんこや、旬の果物などをふんだんに使った、いちかわオリジナルのものにこだわっています。

いちかわでも人気な果物を丸ごと使った“丸ごと果物シリーズ”は見た目にもインパクトさがあり、価格もお手頃な価格に設定することで、お客様に満足してもらえるよう、お得感も大事にしているとのこと。

3代目の安田浩太さんは、訪れたお客さんが毎回ケーキ選びに迷ってしまうような、わくわくする品揃えにし、『いちかわに来ればなにかある』と思ってもらえるようなお店にしたいと笑顔で教えてくださりました。

日立和洋菓子いちかわの新商品

3代目安田さんの代になり、新店舗への移転リニューアルOPENに引き続き、新たな商品ができました。

〇豆乳バターあんサンド　400円（税込）

20cmの大きなパンに、自家製のあんこと豆乳バターをたっぷりと挟んでいます。ボリュームがあるのに、豆乳バターなのでヘルシーに食べられます。初代のあんこと新たなパンとの組み合わせは、いちかわに新たな風を持ち込む商品となることでしょう。

『日立和洋菓子いちかわ』の名前の由来ですが、安田様のおじい様である初代が和菓子職人として修業に行った先が“市川“という和菓子屋さんであり、のれん分けをしたことから、”市川”という名のお店になったそうです。

初代の修行先での想いは、孫の世代まで大切に引き継がれ新たな門出を迎えることとなりました。これからも進化し続けながら日立市の老舗のお菓子屋さんとして地元に愛されて欲しいですね。

今年のクリスマスは何にしようかまだ迷われている方は、日立和洋菓子いちかわを訪れてみてはいかがでしょうか。クリスマスの食卓を彩る素敵なケーキが見つかるかもしれませんよ。