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食べないなんてもったいない「プラム・すもも」はリング状の模様が命【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ

野菜のプロ、農業女子歴15年の榎本房枝が伝授する旬の果物の話です。一瞬で旬が終わるプラム・すももの時期になりました。スーパーの店頭などで見かけたら、食べないなんてもったいないです。次でいいか!と思っていると旬が終わっているということになりかねない果物なのです。

購入してきたプラム
購入してきたプラム

品種にもよりますが、「大石早生」や「サマーエンジェル」など多くの品種は基本的に明るい赤色なので、全体的に色づいたものを選べば間違いないです。さらに「太陽」や「貴陽」といった品種も同じく赤くなるもので、ちょっと濃い赤色になるので、購入する際には店頭でしっかりチェックしてみてください。桃同様で、しっかりとふっくら丸みがある形と重量感あるもので、香りが強いものを選ぶといいです。

白い粉は新鮮さ

購入してきたプラム
購入してきたプラム

鮮度のいいものは、果実の表面にブルームという白い粉がついています。このブルームは果実自身が作りだす成分で、水分の蒸発を防ぐ作用があります。ただし、食べごろになるとブルームが落ちてちょっと皮にツヤがでてくるので、追熟して食べる方はその点を参考にしてください。

リング状の模様が命

リング状の模様がわかるもの
リング状の模様がわかるもの

リング状の模様が命なのは、特に「太陽」と「貴陽」がわかりやすいかと思います。軸(枝)のまわりに、きれいなリング状の模様が何層にもなって表れています。これがおいしい印なので、スーパーの店頭などで購入する際には、この模様を探して購入することをおすすめします。

カットした貴陽プラム
カットした貴陽プラム

大人になってから「貴陽」という品種に出合い、こんなにおいしいプラムがあったのか!と驚きました。非常にコクがあってジューシーさがあり、酸味と甘みのバランスが抜群です。

品種によって味の個性がありますので、好みのものを探してみるのも楽しい食卓になりますね。農産物は、天候の影響を受けやすいので、生産量が安定せず流通量がバラバラではありますが、日本の四季を感じることができる果物をたっぷり楽しんでほしいです。

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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